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「ミスコン出場者達、こっちでーす」
生徒会役員の指示に従ってそれぞれが用意を始め、Aも丁度髪のセットが終わり立ち上がった。
そんなAに立ちはだかるように人影が目の前に映る。
『…あぁ、白女の。』
瑠「お久しぶりねぇ？勝負しっかり受けたみたいだけど、今回のミスコンで優勝するのは私だから。
…まあ、あの動画がある限りは身の程をわきまえて行動することをお勧めするわ」
そう言って笑みを浮かべる瑠璃にAは冷めた視線を送ると、襟元をグイッと引っ張り顔を近づける。
Aと瑠璃の噂は勿論学校中に広まっているため、辺りは「修羅場か…？」とざわめき始める。
瑠「…っ！？な、なにするのよ！」
『身の程をわきまえろ、ね。…そっくりそのままお返しするわ。
ここは白女じゃない、八美津なの。悪いけどぽっと出の部外者に負けるつもりも界を手放すつもりもないから。』
まあ精々頑張って、と瑠璃の肩をポンと叩き、そのまま役員のいる方へと歩いていった。
そんなAの姿を見て悔しそうに顔を歪める瑠璃を他所に、「…かっこいい」と謎の人気が湧き上がっていた。
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芹「Aっ！大丈夫だった！？」
『？…あぁ、全然平気。あんなブスに負けないから安心して。』
そう言ってニタリと性格の悪さが滲み出ているような笑みを浮かべるAを見て、芹奈の背中に冷や汗が流れた。
芹「…あんた、相変わらずね…。」
羽「…Aちゃん！！」
『あー、羽花ちゃん。なんか久々だね』
羽「生徒会の手伝いでバタバタしてて中々来れなかったんだけど…うわぁ…すっごい可愛い…」
目を輝かせて見てくる羽花に少し胸をときめかせながらAは『別に普通の私服でしょ』と苦笑した。
前のめりになれば中が見えそうなミニ丈タイトスカートのセットアップに厚底ローファーと、身体のラインが強調されるかなり攻めた服装で、更にいつも以上にバッチリと決められた髪とメイク。
例えるならボンキュッキュの引き締まったスタイルのAに思わず羽花は顔を赤らめる。
羽「す、スタイルが良すぎて近くにいるのが恥ずかしい…」
芹「…わかるよ、羽花。私もAの私服見た時は慣れるまでそんな感じだったから。」
『界がこーゆうの好きだから、自然に系統そっちに行っちゃうんだよね』
まあ私の好みと似てるから助かるけど、と言って笑いながらチェキで自撮りを始めるAであった。
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なたん(プロフ) - 更新楽しみにしています (2023年5月14日 10時) (
レス) @page20 id: 6590863194 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 初めまして！界くんの夢主ちゃんへの愛がひしひしと伝わってきてとてもキュンキュンして読ませて頂いております！！次回の更新も楽しみにしています！ (2022年12月3日 15時) (レス) id: e9a63b31f5 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 続きを楽しみにしてます！ (2022年9月8日 12時) (レス) @page15 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
りおな(プロフ) - この物語面白いです‼︎更新楽しみにしてます‼︎待ってます (2022年8月5日 10時) (レス) id: 6ae3b63c2c (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - 初めまして、界好きなのでありがとうございます。展開が面白いです。更新楽しみにしております。 (2021年12月19日 12時) (レス) @page19 id: c7d3164cef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：異端 | 作成日時：2021年10月24日 13時
