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界「んなもん、何一つ合ってねぇだろ」
『…、っ界』
羽「三浦くん…」
いつの間にか来ていたのであろう、界がAの頬を抓りながら言葉を続ける。
界「…お前は簡単に股開くような女じゃないし、それに前も言ったろ。顔も身体も性格も、全部俺好みだよ。」
『…っ』
界「んな奴の言葉真に受けて挑発なんか乗るな。」
『う、ん』
界「…今からでも遅くねぇだろ、棄権って言ってくる。」
そう言って生徒会長の元へと行こうとする界に何を思ったのか、Aは腕を取り、制止する。
『…辞めない。』
界「は？」
『…ミ、ミスコンで優勝して…もう周りに何も言われない位良い女になってくる。』
界「…A」
『だから、…だから界。応援しててね？』
Aはそう言うと綺麗な笑みをふわりと浮かべ、界の唇に自分のそれを合わせた。
そんなAを抱きしめ、頭を人撫でした後、参加者達が集まる場所へと向かっていくAの背中を界と羽花は静かに見送った。
界「悪いな、石森。…俺だとまともに話さなかったから、助かった。」
羽「…っいえ！私は、何も…。
三浦くんもミスターコン、頑張ってくださいね。」
界「あぁ。」
．
芹「…あ、A！！あんた話聞いたけど大丈夫なの、！？」
ミスコン参加者達が集まる場所へ向かうと、芹奈が奥の方から駆け寄ってきてAに話しかける。
『？…あー全然。それより、界ってやっぱ凄いね。』
芹「？」
『一番欲しい言葉、言わなくてもくれるんだもん。』
Aの言葉の意味が分からず首を傾げる芹奈の肩をぽん、と叩き微笑むA。
【「全部俺好みだよ。」】
…そんなこと言われたら、頑張っちゃうしかないじゃんね。
界の言葉を思い出しながら、Aは何か決心したかのように目線をぐっと上げる。
芹「…A？」
『…絶対勝って、私に喧嘩売ったこと後悔させてやるわ。』
芹「(…そうだ。界と付き合ってから丸くなったけど…Aってこういう子だったな。;;)」
目をギラつかせながら燃えているのが見らずとも分かる雰囲気を醸し出すAを見て、懐かしさと不安でいっぱいになった芹奈であった。
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なたん(プロフ) - 更新楽しみにしています (5月14日 10時) (
レス) @page20 id: 6590863194 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 初めまして！界くんの夢主ちゃんへの愛がひしひしと伝わってきてとてもキュンキュンして読ませて頂いております！！次回の更新も楽しみにしています！ (2022年12月3日 15時) (レス) id: e9a63b31f5 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 続きを楽しみにしてます！ (2022年9月8日 12時) (レス) @page15 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
りおな(プロフ) - この物語面白いです‼︎更新楽しみにしてます‼︎待ってます (2022年8月5日 10時) (レス) id: 6ae3b63c2c (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - 初めまして、界好きなのでありがとうございます。展開が面白いです。更新楽しみにしております。 (2021年12月19日 12時) (レス) @page19 id: c7d3164cef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：異端 | 作成日時：2021年10月24日 13時
