太宰さんとギルドの刺客。 ページ29
「最初に言っとくがなあ、
この塵片したら次は手前だからな?」
『ぴえ…』
沢山の人が倒れて重なった上に立ち、月を背負う人影。中也さんだ。
中「…お前に言ってねえよ。」
太「あーあ。やっぱりこうなった。だから朝からやる気出なかったのだよねえ…」
ジ「バカな!こんな奇襲、戦略予測には一言も…」
組合のジョン・スタインベック(長いので以下はジョンさんと呼ぶ事にする。)は手のひらから木を出した。これも資料で見た。
異能力「怒りの葡萄」。葡萄の種を対象に植え付けて宿主と樹木を繋ぎ感覚を共有する能力。自分に植え付けて枝や根を操作することも可能…。
太「はい、悪いけどそれ禁止。」
太宰さんがジョンさんの肩に触れると、木は砂のように消えた。
ジ「なっ…異能無効化!?」
驚いているジョンさんの顔を横から蹴る足。
少し屈んだ太宰さんの上から飛んできた中也さんだ。ジョンさんはその蹴りを受けて、ものすごい距離を吹き飛んだ。
中「ああ、最悪だ最悪だ。」
太「私だって嫌だよ。」
この二人が、
…対組合共同戦線、反撃の狼煙。
『すごいです!息ぴったりです!やはり仲良しなんですね!』
中「ああ!?」
『ぴい!?』
太「勘弁してよ。…Aちゃん時々謎の鳴き声が出るね。」
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作者名:めぐ | 作成日時:2020年4月7日 18時