激推ししてます、太宰さん！2

太宰さんのてへっ。 ページ2

国「相川！！」

『ぴぃ！？』

扉を開けた瞬間の怒号に謎の声が出た。


国「どこにいたんだ！！心配させるな！！メールはみろ！！」

『ご、ごめんなさいぃ』

言葉が物質になって飛んできそうな国木田さんの怒鳴り声に、咄嗟に自身の頭を守る。太宰さんはというと、隣で静かに笑っている。


太「ふふふ、国木田くん大慌てだったもんね。「相川は本当に先に帰ると言ったのか！？」「なぜ一人で帰した！」ってね。Aちゃんのせいで怒られたのだよ、私。」



与「国木田は本当にAが好きだねぇ。」

国「すすす好き！？いや、ちがっ、お前は妹みたいな感覚で！！」

与「よかったねぇ愛されてて…どこも怪我は無いかい？」

与謝野女医はニタニタと揶揄うように笑いながらするりと私に抱きつき、片手は頭を、もう片方は首から肩、項をすりっと撫でる。

『アッ…与謝野せんせ、大丈夫、ですよ、何も、んん……んっ…もう与謝野女医！』

私で遊ばないでください！と怒る。
周りに目を向けると、国木田さんはそんなに汚れてもいない眼鏡を一生懸命拭き、敦くんは顔を隠し…ていない。指の間から与謝野女医を見ている。谷崎兄妹はいつも通りのイチャイチャ。乱歩さんも変わらず駄菓子を食べている。太宰さんは…


『太宰さん？大丈夫ですか？…はっ、もしかして探している間にお風邪を…すみません。』

右手で口元を抑えながらこちらに手を伸ばし、頭にぽんと左手を置く。

太「はあ…そろそろ自覚を持ってくれないかい？」

『？』

頭から頬に手が滑る。そして頬から首に。

『んっ…太宰さん？』


太「んんんダメだ私我慢できる気しない。」

『？？…あ、今日の仕事！！』


国「それなら気にしなくていい。やっておいた。」


『ひえぇ有難い申し訳ないどうしよう』

国「いつも自分の仕事以上のことをしてくれているからな。主に太宰の。」


太宰をあまり甘やかすな、と言われてしまいました。

太「…てへっ」



んんん太宰さんかぁぃぃよぉぉぉ

太宰さんの事情聴取。→←刺客は太宰さん。

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