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太宰さんからのお電話 ページ9

ピリリリとスマートフォンの目覚ましが鳴り響き、ぱちりと目を開け、朝の支度を始める。

顔を洗い、視力の悪さでほぼ見えていない目にコンタクトレンズを装着し、
もさもさと酷く荒れた髪をヘアアイロンで伸ばして少しだけ外にハネさせる。

その後で先日一斤買ったちょっといい食パンを一糎程の薄さに切り、トースターにいれる。
今朝はそんなに食べられないのでこの薄さがちょうどいいのです。

ジリジリと熱に焼かれる食パンを見つめていたが、スっと立ち上がり、ティーポットに紅茶をいれる。
入れる、と言っても今日はティーパック。お仕事がある日に朝から茶葉を使うなんてできません。
チンッと軽快な音を立てるトースターからパンを取り出す。いつもよりもお高いパンなので、何も塗ったり乗せたりはしない。そのものの味を感じたいのです。


先程の紅茶をティーカップに注ぎ、たっぷりとミルクをいれる。パンの乗ったお皿とティーカップを持ち、ローテーブルへ向かう。

ペタンと正座を少し崩したとんび座りをして、
「いただきます」
と寝起きで少し掠れた声で発した後、パンを口へ運ぶ。サクリという心地のいい音とふんわりとした柔らかい香りが口内に広がる。



やはり高いパンは違うのです…。








食べ終えて、ミルクティを啜っていると、スマートフォンがピリリリと音を立てた。
目覚ましは既に止めたのに。



スマートフォンを手に取ると、「太宰さん」の文字。


__太宰さん…!?!?!?



『はい、もしもし。』


掠れる声で冷静を取り繕って電話に出る。



太「やあ、Aちゃん。おはよう、いい朝だね。」

『おはようございます。天気も良いですね。で、どうなさったのですか?』



太「助けて、死にそう。」








『なんて?』



これが私のモーニングルーティーン。

ドラム缶の太宰さん。→←太宰さんのエキス。



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 30ページ 敦を「僕のせいで を は不要かなと思います (2021年4月11日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
一沙 - 夢主、重症と見たり (2020年4月9日 14時) (レス) id: c108e162c7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 星来さん» ありがとうございます!更新はできるだけ頑張ろうと思っています、一緒にキュンキュンしましょう〜! (2020年3月25日 16時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 今最高にハマってます…文スト作品の中でここまでキュンキュンしたの初めてですわぁぁぁ更新心から応援してお待ちしてます!! (2020年3月25日 10時) (レス) id: 5ba0477dc2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - そるてぃーらいちさん» ありがとうございます!妄想にお付き合いいただき感謝です(*’ω’*) (2020年3月23日 19時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐ | 作成日時:2020年3月13日 1時

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