激推ししてます、太宰さん！

嘆く太宰さん。 ページ45

オーライオーライと網を下ろすよう指示する太宰さん。逆さまになっても綺麗です。





｢…という訳なのです。｣

太｢何とかくの如き佳麗なるご婦人が若き命を散らすとは…！
なんという悲劇！悲嘆で胸が破れそうだよ！どうせなら私と心中してくれれば良かったのに！｣


珍しく大きな声で嘆く太宰さんもとても素敵です。太宰さんの珍しい姿に微笑む。新しい一面ゲットです。

太｢…君に嫉妬というものはないのかい？｣

突然冷静な顔になった太宰さんがこちらを見ながらぽそり。


『え？』


太｢しかし安心し給えご麗人、稀代の名探偵が必ずや君の無念を晴らすだろう！ねぇ、乱歩さん？｣


いつもの調子。先程のは気のせい…？


乱｢ところが僕は未だ依頼を受けていないのだ。名探偵いないねえ。困ったねえ。｣

ため息をつく。乱歩さんはちらりと箕浦さんの部下青年をみて、指を指す。

乱｢君、名前は？｣

｢え？じ、自分は杉本巡査です。殺された山際女史の後輩であります。｣

ぴっと敬礼する杉本巡査の肩にぽんと手を置く。

乱｢よし、杉本くん。今から君が名探偵だ！60秒でこの事件を解決しなさい！｣

杉｢へぇっ！？
へっあ、えー！？いくらなんでも60秒は！｣

乱｢はいあと50秒。｣

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