518話 ページ39
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「げ、土方さんから電話だ・・・。静かにしてくださいね」
坂田「よし、うるさくしよう」
「なんでだよ」
大きな音を鳴らす携帯電話のボタンを押し、耳に当てる。第一声は『お前今何処だ』というもの。
歯医者だという事を伝えようとするとガヤガヤと話し出す万事屋三人。
「ちょっと!バレるから静かにっ!」
土方『A、バレるって何だ?』
「いえいえこっちの話で・・・。」
坂田「あーあ、万事屋は今日も暑いなぁ!」
神楽「こんな日はかき氷が食べたくなるアル!」
新八「そういやもうすぐお祭りですね!」
土方『・・・・・・A』
「・・・はい」
絶対バレた。覚悟して返事をすれば『万事屋にいるだろ』と聞かれる私。
即答で「はい」と答えると、ため息を深くつく。
土方『仕事溜まってるんだから早く帰って来い。』
「・・・うぃっす」
一方的にブチリと電話を切り、「怒られるの皆のせいですからね」と言えば「え?何のこと?」と分かりやすい嘘をつく。
私は席を立ち沈んだテンションのまま「帰ります」と言う。
坂田「おー帰れ帰れ」
新八「Aさん、仕事頑張ってくださいね」
神楽「今度来る時は手土産忘れるなヨ」
まともな事を言ってくれたのは新八くんだけ。苦笑いしながら手を振り私は屯所へと走った。
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堕天使(プロフ) - 銀色ミカンさん» わかります、ギャップ。いいですよね、沖田。神谷は何だかんだで万事屋大好きなのですぐ行きますよ(笑)コメントありがとうございました! (2016年7月13日 18時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - サヤルさん» 天才だなんて・・・そんなことないですよ。ありがとうございます(笑) (2016年7月13日 18時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
銀色ミカン - おお、沖田。やっぱイケメン。私はギャップが好きですね。沖田のドSの中にある正義感とか。意外〜っていうのが好きです。あ、私の話になっちゃってすみません。続き楽しみにしてます。夢主ちゃんが真選組に帰らずに、万事屋にいったのがらしくていいですね(笑) (2016年7月13日 17時) (レス) id: 220d4c1752 (このIDを非表示/違反報告)
サヤル(プロフ) - 堕天使さん» お、面白すぎです!天才様! (2016年7月13日 14時) (レス) id: d347fa0786 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 野菜。さん» 私と好みが似てるんですかね?(笑)これからも楽しめるようなお話頑張って書こうと思います。コメントありがとうございました! (2016年7月12日 19時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2016年7月7日 0時