【銀魂】女隊士と愉快な仲間達１０

４６２話 ページ31

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「手汗が止まらない･･･！」

土方「だから離せ」

「嫌です、離したくないです！」



ガサガサという音の正体を掴めぬまま逃げようと走る。土方さんは必死に私に握られている右手を振り払おうとするが先に逃げられては一人ぼっちになってしまうので絶対離さないようにする。



「あ、あれ、何だったんでしょうね」

土方「風」

「幽霊的な何かじゃ･･･」
土方「無い無い絶対無い」



断じて認めようとしない。それもそれで良いのだが土方さんも肝試しのようなホラー系が苦手なのだと知る。案外平気だと思っていた。

大股で早歩きの土方さんに着いていく為小走りになっていればグキッと嫌な音が鳴った。



「ちょ、止まってください、」

土方「なんでだよ」

「足･･･、足をグキッとやってしまったかもです」

土方「･･･見せてみろ」



立ち止まってくれた土方さんはしゃがみこみ、私の右足を触る。
足首を回し、「痛いか？」と確認してくれるので素直に「痛いです」と返せば、ため息をついて私に背を向けた。



土方「歩くのは･･･辛いだろ。乗れ」

「い、いいんですか･･･？」

土方「早く乗れ置いてくぞ」

「わかりましたわかりました！」



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