【銀魂】女隊士と愉快な仲間達１０

４５７話 ページ26

.



「沖田！泳ぎ勝負しよう。負けたら自販機でジュース奢り」

沖田「わかりやした」

「よーい･････････、ドン！」



私のペースでスタートの合図を言うも、泳ぐのが早い沖田。すぐに決着はつく。見事私の完敗となった。

自分で仕掛けた勝負ながら奢るなんて言わなきゃ良かったと後悔。ただルールはルールなので海の家の隣にある自販機の前に立った。



「コーラでいっか」


沖田の為に払うこの値段に腹が立つがしょうがないので二本コーラを買い、戻ろうとすれば「ちょっとお姉さん」と野蛮な輩数人に声をかけられる。



「俺達と遊ばない？」
「ひとりなの？」

「こんなことマジで現実にあるんだ･･･」

「「は？」」

「自慢しよう！ナンパされたって」

「･･･よくわかんねェけど可愛いしいっか」
「そ、そうだな」



ナンパも戸惑わせることが出来る私のスキルに自分で自分を褒めていれば強制的に腕を引かれる。
私は一人の男の股間に蹴りを食らわせようとした時、「Aさん」と私を呼ぶ声。



「お、沖田･･･遅いよ」

沖田「･･･あれ、俺が来なくても倒せそうなザコばっかじゃねーですかィ」

「ンだとコラぁ！？」
「やんのかテメェ！」



相変わらず相手を怒らせるような事しか言わない沖田に呆れていれば見事な早業で男を倒す。
それだけは凄いと思ったので拍手をすれば「手のかかる女でィ」と台詞を吐いて私のコーラを奪っていった。



「ちょ、なんで二本取ってくの」

沖田「こっちが勝負で負けた分。こっちがナンパを倒したお礼の分。」

「図々しい奴だな。返しなさい」



.

４５８話→←４５６話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す