38話 ページ10
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☆ 坂田side ☆
今日は泊まらないという事になり、「じゃあA!一緒にお風呂入るアル!」とAの腕を引いて走って行った神楽。
じーさんと2人きりになってしまった今、大変気まづい空気に包まれる。
「よし・・・わしが背中を流してやろうではないか」
突然立ち上がったと思えば背中を流すという。今のアンタが俺の背中を流すって、絶対嫌がらせ・・・と思ったが、じーさんの圧に負けた。
相変わらず広い銭湯男湯。
俺を座らせ背後に立つじーさんの顔を鏡越しにチラリと見ると何かを企んでいるような笑みを浮かべていて悪寒がする。
「痛かったら言え・・・」
「痛い痛い痛い痛い!!」
「痛くない?そうか、わしも腕は落ちとらんようだな」
「うん腕は落ちてないけど痛い!物凄く痛い!」
やはり企んでいたのは当たっていたようで、凄い力で背中を洗う・・・いや擦るの方が正しい。皮をむくつもりでやってるよこの人。
若干涙目になる俺に満足したのか「すまんの、遊びすぎたわい」と謝ってくる。
「痛ェ・・・」と呟く俺を見て、「あ!泡が残ってる!」と年寄りとは考えられないほどのスピードで熱いお湯をかけてきた。
「あっちーーー!殺す気かこのクソジジイ!」
「ああ、殺す気じゃよ」
「殺す気かい!」
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堕天使(プロフ) - 銀魂オタクはる!!!!さん» こちらこそ読んで頂き有難う御座いました! (2016年8月18日 21時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
銀魂オタクはる!!!! - ありがとうございました!! 楽しく読めました!! (2016年8月18日 21時) (レス) id: 18079a1d66 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - サヤルさん» そうですね、私的には興味を持っている感じにしたつもりです。本当の事は沖田に聞かないとわからないので( 笑 )読者様のご想像にお任せ致します!( 笑 )読んで頂き、有難う御座いました! (2016年3月18日 21時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
サヤル - おめでとうございまーす!何ですが!沖田は、夢主ちゃんのことが好きなんですか? (2016年3月18日 20時) (レス) id: e8737af675 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - マユさん» ありがとうございます!頑張ります!!! (2016年3月1日 13時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2016年2月17日 16時