【銀魂】嫌いになるなんてありえない

４７話 ページ19

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☆ 坂田side ☆



強引に男湯へ押されて暖簾を潜る。
タオルを巻いて温泉に向かった俺は、貸切状態となった湯船に使って思い出す。

顔を真っ赤にして俺に見られないようにしていたAの姿を。



「･････････」



思い出しただけなのに柄にもなく照れそうになると、ボーッとし過ぎて頭まで湯に入れ、息が出来なくなった。

慌てて顔を出して息を整えると、またAが浮かんでなんとなく顔に熱が集まっている。




「俺らしくねェじゃねーか･･･」



湯に浸かりすぎて逆上せたのか、それとも顔が赤くなって熱くなっただけか分からないけど勢いよくその場に立って椅子に座ってシャワーで思い切り顔に水をかける。

すると何故か本当に水でびっくりした。
小さな事に驚き過ぎだぞ俺･･･。

明らかに動揺しているのを隠そうとヤケになって頭をシャンプーで洗う。



「･･･考え過ぎ」



やっと平常心に戻ってきた俺はいつも通りに洗って再び湯に浸かる。
段々と暑くなってきて腰にタオルを巻いたまま温泉の外に出た。



「何してんのお前」

「げ、」



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