【銀魂】女隊士と愉快な仲間達５９

２７６２話 ページ9

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「これはウォータースライダーと言います！」



此処の屋外プールは、江戸一だ。
広さもだが、人気の理由はこのウォータースライダーにある。長さ、高さ、大きさの全てを江戸のナンバーワンにしようと作られたので、将ちゃんもそよちゃんも口を開けて驚いている。



「それでは行ってらっしゃい！」



係員のように見送ると、二人で滑っていった。
下では既に拍手や歓声を送る役目の隊士達が待機済み。
私もその後に続けば、身体がスピードに乗り始めた時ゴロゴロと低い音が響く。振り返ればやや大きめの鉄球がいくつも転がってきていた。



「いやいやいや！ふざけてんのか！？」

沖田「すいやせん手元が狂いやしたー」

「ならその手を止めろォオオ！！」



将軍が滑った後なのに容赦なく鉄球を転がすとは。
というか、どうしてとことんドSを発動させるのだろう。此処のプールは何故鉄球持ち込みオーケーなのだろう。

どんどん加速して私に当たりそうになっている鉄球だが、私が避けると下で和やかな雰囲気になっている将軍達に当たってしまう可能性がある。
それを見越してこの悪戯(ハード)をしてきたのであれば、相当酷い奴だ、アイツは。



「や、ヤバイ！当たるゥウウ！ぺっちゃんこになるゥウウウ！！」



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