検索窓
今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:160,038 hit

2802話 ページ49

.



「おはよう、沖田」

沖田「うぃーっす」

「急にチャラいな」



洗面器に顔を洗う為か水を貯めている沖田は、寝惚けた顔で黙っていた。声を掛けるとこれまた適当に挨拶を返してくるので、隣に立つ。
「水の無駄遣いだと思うのよ、それ」と指を差すと「アンタから無駄遣いっつー言葉が聞けるたァ」とまるで私が普段から無駄遣いをしているような言い方。



「蛇口から水出しながらね、バシャンバシャン顔にかければそれで済むと思うのよ、それ」

沖田「うっせェな、母ちゃんかよ」

「母ちゃんはもっと強く言うと思うのよ、私」

沖田「細けェな、姑かよ」

「姑はもっともっと強く言うと思うのよ、私」



充分水が貯まった所で蛇口を捻る。そして顔を近付けてバッシャンバッシャン手で洗い始めた。
まさかコイツが貯めて洗う派だとは思わなかった。
だから貯めるのを推奨してからだな、なんて考えていたがどうやら手間が省けたようである。

私は左手で沖田の後頭部を鷲掴み、水の中に押し込んだ。悶えている様子を見てニヤニヤしていると、冷静に右手が私の腹へ押し込まれた。



「ぐっ・・・何すんのよ!」

沖田「それァこっちの台詞でィクソアマ、本気で殺すぞ」

「お、溺れさせようと思っただけじゃん!ただの仕返しじゃん!!」

沖田「じゃあこれも仕返しってことで」

「ぐぼぼっ・・・」

沖田「こんな時、あったら良いな救命胴衣」

「おっお電話・・・ま、まま待って・・・まー・・・す」

土方「だからそれ意味わかんねェんだよ!!」



.

*続編行きます→←2801話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (91 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
217人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 女隊士   
作品ジャンル:ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ナナ(プロフ) - 堕天使さん» はい!お互い頑張りましょう!!! (2017年9月13日 20時) (レス) id: 12c1829223 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます!寒暖差激しくて嫌になりますよね…。ナナさんも風邪には十分に気を付けて頑張ってください! (2017年9月13日 20時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 堕天使さん» 我が家はまだ冷房たまにつけます。寒暖差が激しいと風邪を引きやすいですから、お体お大事に。 (2017年9月13日 18時) (レス) id: 12c1829223 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 4696猫さん» 暑いのも大変そうです!暑さが苦手なので笑 しかも一軒家のくせに扇風機しか無いんで、夏が好きじゃないです笑 寒さに耐えつつ頑張りたいと思います!!笑 (2017年9月13日 8時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ナナさん» 私が寒がりなのもあります笑 寒くない所はまだ20度超えますが、寒い所は最低気温は普通に一桁です笑 昼は暑くて夜寒いという気温差が激しい時期なんですよ、9月!10月中旬辺りは暖房必須です、多分…笑 (2017年9月13日 8時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:堕天使 | 作成日時:2017年9月2日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。