【銀魂】女隊士と愉快な仲間達５９

２７９５話 ページ42

.



「いーやーでーすゥウウウ！！私はアイツに敗北感と屈辱と後悔を感じてもらわないと気が済まないんですゥウウ！！離してくださいィイ！！」

土方「敗北感と屈辱と後悔は後にテメェが感じる事になるだけだ！！悪い事ァ言わねェから止めとけ！！つーかその意欲を仕事に向けろォオ！！」

「仕事と復讐なら絶対に復讐を選びます！！仕事なんかどうでもいいんですゥ！！」

土方「なら殉職って形で真選組諸共辞めちまえ！！」

「死ねと！？私に死ねと仰っているのですか貴様コラァァア！！」



ベンチに眠るだけで、私がアイツに抱かせたい感情の三つを感じてしまっている沖田の事などつゆ知らず、土方さんとずっと平行線の口論を続けていた。

こんなくだらないやり取りをしている間に、一足先に橋へと向かってしまっていたら、私の到着を待たずして帰る可能性だってある。

それだともう海に落とすしかなくなる。
私は殺人者にはなりたくないのだ。



「時に人は、自分の命を賭してまで成し遂げたい事柄に直面するのです･･･私は今まさにそれなのです！！」

土方「･･････」

「更に沖田に仕返しされて死んでもそれはそれで構わない！兎に角、アイツを川に突き落としてあわよくば軽傷を負って欲しいんです！！」

土方「･･････わかった」

「土方さん･･･！」

土方「そこまで言うなら止めねェよ。死んで来い」

「いや･･･そう言われると、何か」



.

２７９６話→←２７９４話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す