【銀魂】女隊士と愉快な仲間達５９

２７９３話 ページ40

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☆ 沖田side ☆



橋で待ってろ、という謎のメール。
呼び出した理由を軽く考えてみた時、恐らく怒っているのだろうと思った。けれど、心当たりがあり過ぎて何の事にキレているのかまではわからない。

果たし状的文面に書かれていた住所は、すぐ近くだった。
あの人の仕返しなんて大してダメージが無いような気もするので、向かって悔しがるなんて展開は絶対に有り得ない。
つまり、ただただ面倒なだけ。
それは行く必要が無いと同じ意味。

携帯電話をバタンと閉じて、ベンチで昼寝を再開した。



タコ男「こんな所に居たんスか兄さん、探しましたよ」

沖田「兄さんって呼ぶんじゃねェ」



目を開けるとタコ男の逆さになった顔が映る。
この硬いベンチで横になると案外身体は痛くなるのだが、眠ってしまえばこっちのもの。目覚めると圧倒的敗北感と屈辱的な後悔を感じるが、眠ってしまえば。

なのにも関わらず起こしてきやがったタコ男に、顔面パンチをお見舞いしてやりたくなった。



タコ男「桃太郎が騒いでうっさいんです、隊長の力で静めてくれませんか」

沖田「知ったこっちゃねェ。俺ァ昼寝中なんだよ消えろ」

タコ男「騒いでる理由ってのがまた姐さん絡みでして、誰かに追われてるように走り回ってるから心配だ、とかで」

沖田「仕事そっちのけで上司の居場所監視ってもう逮捕しろ、つかうぜェから逮捕してこい」



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