【銀魂】女隊士と愉快な仲間達５９

２７７７話 ページ24

.



作戦はあくまで予定。それを実行するのは、管理人が黒だと確定した時だ。納得したように頷いて、土方さんにバレない程度の調査を行いに向かった山崎は、若干ビビっている様子だった。
なので、肩に手を回して「心配すんなって、私と一緒なら大丈夫」と声を掛ける。



山崎「Aちゃんと一緒だから不安なんだけどな」

「はいはい、良いから行ってきなさい！」



案外筋肉の付いている背中をバチンと叩いてみれば、仕方なく歩みを進めた。私は怪しまれないように、思う存分遊んでしまおう。土方さんや沖田は割と鋭い方だし、見つかったら終わりだ。

･･･それはそれでスリルがあって、良いじゃないか。



妙「何をコソコソやってたんです？」

「うっ、妙ちゃん？」

妙「私達をなるべく･･･というか絶対に巻き込まないでくださいね」

「あ、あはは･･･何のことだろう」



圧倒的に黒い笑顔を向けられる。敵ならば完全に作戦を実行していた。適当に話をはぐらかして、山崎の報告を待つ。他は誰も気付いていないと見た。

人混みに紛れようと飛び込めば「飛び込み台以外からの飛び込み禁止ィイイ！！」と笛を鳴らされる。「すいません！」と顔を出して謝ると「大人はそれだけじゃ済まないんだよ！！」と、何だか面倒な人に見つかってしまったらしい。



.

２７７８話→←２７７６話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す