【銀魂】女隊士と愉快な仲間達５９

２７７０話 ページ17

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☆ 長谷川side ☆



俺は、周りからマダオと呼ばれている。長谷川泰三という名がありながら、まるでダメなおっさん略してマダオと呼ばれている。
何をやってもダメで、毎日くたびれていた。
片っ端から面接に行き、落ちる。そんな毎日に、呆れ果てていた。隕石が降ってきて一瞬で終わりにしたい、なんて思った日もあった。

けれど何が起きたのか、二ヶ月ぶりに面接が受かりプールの係員となった。屋外プールの係員なんて夏限定の職のような気もするが、職は職だ。

だから今俺は、まるでダメなおっさんではない。
まあでも職だから大丈夫だねおっさんである。

そんな訳で、何とか働ける喜びを感じられていたのだ。でもそれも今日までな気がする。何たって、夏が終わる。プラス、厄介なメンツ揃いなのだ。

完全なる将軍とその妹である姫君。
終わった。いくら真選組が居るとは言え、終わった。
面倒な事が起きてまたクビだ。責任を取らされ、またダメだったかおっさんになる。



新八「元気ないですね、長谷川さん」



どう転んでもマダオな俺に、長谷川という名で呼んでくれた新八くん。「別にいつもこんな感じだよ」とテンションと共にずり落ちたサングラスを上げて、答えると「無理しないでくださいね」と。



長谷川「地球にもまだこんな心のある人間が存在したのか･･･」

新八「病み具合が半端ない！！」



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