2546話 ページ33
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「私はそれだけを言いに来た訳じゃないんだってば!」
神楽ちゃんは、ヴゥゥと唸っている定春くんの身体を止める。ホッと胸を撫で下ろして「もう一度見てくださいこのパーマ!」と写真を再び見せた。
言われて凝視する三人は眉に皺を寄せる。私が言いたい事がまだわからないらしい。
「この猫をテレビで見た時思ったんです。可愛いけど、パーマ度で言ったら旦那も負けてないな・・・って」
新八「まァ・・・言われてみれば確かに・・・?」
「旦那も負けないくらいの天然パーマをお持ちなのに・・・って」
坂田「"なのに"ってなんだよ」
「どうしてこうなっちゃったんだろう・・・って」
坂田「うっせェよ何が不満なんだ!!」
「定春、咬み殺せソイツ」と旦那は顎で指示したが、定春くんがそれを聞くことはなく、プルプルと震えながら力み始めていた。
全然言う事を聞かない定春くんの愛らしさは、このラパーマという猫に勝る。
「来世で頑張ってください、旦那」
坂田「腹立つなお前」
「ラパーマになれると良いですね」
坂田「意地でもならねェ」
「何でですか?旦那のその天然パーマはラパーマにならなきゃ可愛いって言ってもらえませんよ?」
坂田「定春ゥ!お願いだからコイツ咬み殺してェ!!」
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はる - タイムスリップするというのが読みたいです!よろしくお願いします!!!(語彙力がなくてすみません(汗)) (2019年10月12日 23時) (レス) id: e28038d795 (このIDを非表示/違反報告)
はる - またはじめっから読み始めました!リクエストなのですが…神谷ちゃんが神楽ちゃんをかばって交通事故で怪我をして植物状態になってしまい、目を覚ますには過去に行かなければいけないということで万事屋と真選組(沖田、土方、近藤)で神谷ちゃんの過去に (2019年10月12日 23時) (レス) id: e28038d795 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - もう少しイケメン女子な真選組を作ってください! (2019年2月18日 4時) (レス) id: 30a946bee5 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 蒼河 伊織さん» ですね笑笑 (2017年7月28日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
蒼河 伊織(プロフ) - 堕天使さん» こう、何気なくふいっと出ますよねw (2017年7月28日 18時) (レス) id: 9641fabae6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2017年7月25日 11時