2541話 ページ28
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「あれ・・・・・・あれあれあれ・・・!?」
身体の痛さに目を覚ますと、狭くて薄くて暑くて苦しい空間に居ることに気付く。しかも私以外には三人もの見覚えのある顔が並んでいるし、屯所だったら見る筈は無いことから私が現在どういう状況で何処で寝ているかは、まだ完全に起きていない頭でもすぐに理解することが出来た。
「あー・・・・・・私としたことが・・・」
坂田「・・・やっと起きたのか」
「うわもうだって旦那が早起きとかもうほらもう・・・」
坂田「ンだようっせェな、悪ィのか」
「全てが想定外です・・・」
坂田「何か腹立つな」
隣に寝ていた旦那は私の声に気付いてすぐに起きた。神楽ちゃんと新八くんはまだスヤスヤと寝ているので、割と早い時間なのかも知れない。
寝袋というものに興味が出てガッツリと寝てしまった時、身体の痛さが尋常じゃなかったので、これからは絶対にテントで寝るもんかと思っていたというのに。
「旦那は身体痛くないんですか?」
坂田「別に、いつもと変わんねェけど」
「ごめんなさい、多分ですけど聞く人を間違えました」
ハァァと寝てしまった自分を悔やむ。いつ寝たのかも覚えてないけれど。
膝を抱えて顔を埋めると、隣で寝転ぶ旦那は「あ」とテントの天井を指差した。それに釣られて目線を上にやると黒い物体がテントの外側に止まっている。
「うぎゃァアアアアア!!」
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はる - タイムスリップするというのが読みたいです!よろしくお願いします!!!(語彙力がなくてすみません(汗)) (2019年10月12日 23時) (レス) id: e28038d795 (このIDを非表示/違反報告)
はる - またはじめっから読み始めました!リクエストなのですが…神谷ちゃんが神楽ちゃんをかばって交通事故で怪我をして植物状態になってしまい、目を覚ますには過去に行かなければいけないということで万事屋と真選組(沖田、土方、近藤)で神谷ちゃんの過去に (2019年10月12日 23時) (レス) id: e28038d795 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - もう少しイケメン女子な真選組を作ってください! (2019年2月18日 4時) (レス) id: 30a946bee5 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 蒼河 伊織さん» ですね笑笑 (2017年7月28日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
蒼河 伊織(プロフ) - 堕天使さん» こう、何気なくふいっと出ますよねw (2017年7月28日 18時) (レス) id: 9641fabae6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2017年7月25日 11時