2415話 ページ46
.
この星は無人だ。人間が居る筈がない。
ならばこの立派な屋敷は誰がどういった目的でどうやって作ったのだろうか。「どうする?」と色々な意味を含めて沖田の方を向けば「リアルお化け屋敷」と呟いてニヤニヤしながら私の腕を強く引いた。
「いやいやいやいや!!入るべきじゃないと思う!!こんな謎しかない所なんか!!」
沖田「そそられません?」
「全くそそられねーよ!!」
沖田「男っつーのは探検冒険が大好きなんですよ。だからそういうゲームに需要がある訳で」
「ゲームは私も好きだけどね、リアルでこれがあったら入ってはいけません!じいやにそう教えられました!!」
沖田「天国のじいやもAさんが成長することを望んでやす」
「じいや死んでないから!!」
完全にワクワクしてしまっている沖田は止められない。重たい扉を押して中へと足を踏み入れたので、泣きそうになりながら続く。しっかりと握られた手は全く振りほどけない。
中はこれでもかという程に長い廊下と、沢山の部屋で出来ていた。蜘蛛の巣一つないそこは異様な空気が漂っている。
カツカツと私達の足音だけが響いて、窓から差し込む光だけが頼りだ。
「こ、怖過ぎる・・・」
沖田「わっ!」
「やめろ死ね!!」
不意に驚かせてきた沖田の背中を蹴飛ばした。本当は寿命が二年程縮んだと確信出来るくらいに怖かったけれど、暴力という名のツッコミで誤魔化す。
進んで行くと「ぎゃァアアア!」と男達の声が、確かにこの屋敷の中で響き渡った。先程から聞こえていた近藤さん達の声はここから聞こえていたらしい。
「近藤さんと・・・合流しようか」
沖田「わっ!」
「だからやめろ死ね!!」
.
182人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
堕天使(プロフ) - ( *`ω´)さん» いえいえ!また何かございましたらいつでもどうぞ!待ってます! (2017年7月19日 9時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
( *`ω´) - 堕天使さん本当にありがとうごさいます (2017年7月18日 23時) (レス) id: c044d51cbb (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 4696猫さん» いえいえ!沖田はいいんですドSなので焦るくらいしてもらわないと!笑 楽しみにしていてください!(*´∀`*) (2017年7月17日 20時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
4696猫(プロフ) - 堕天使さん» わぁ〜!!!ありがとうございます!!!(笑)沖田ごめんなさいいい(笑)楽しみにしてます(*^-^*) (2017年7月17日 20時) (レス) id: 58947b3256 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 4696猫さん» ありがとうございます、早いですかね笑 リクエスト了解致しました!!沖田には可哀想ですが、また焦ってもらいましょう笑 是非書かせてください!!楽しんでもらえるように頑張りますね!! (2017年7月17日 20時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:堕天使 | 作成日時:2017年7月13日 17時