2384話 ページ15
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☆ 沖田side ☆
「あぁ・・・こんなことがあるから無人の星なんて来たくなかったのに・・・!」
ブルブルと小刻みに身体を震わせながら、俺の手をぎゅっと握っている。だが反対の手はしっかりと土方さんの手も握っていて離さない。
使えそうな木を持ち「戻るか」とUターンをするのでAさんもそれに続き、必然的に俺もそれに続いた。
「誰も予想してませんでしたよね、寒いなんて」
土方「まァそうだろうな。寧ろ暑ィと思ってた」
「どっちにしろ嫌なんですけどね。適温が良いです」
土方「出だしからこんなんだからそれは諦めた方が良いだろ」
「うぅ・・・だから嫌だったのに・・・」
全然コチラを向かないので、無性に腹が立つ。心の底でどす黒い何かが蠢いている。芽生えていた殺意が花を咲かせている。
俺はAさんの手を握ったままズボンのポケットに突っ込んだ。驚いたようにやっと顔を向けたので「こっちのが暖けェでしょ」と言えば少しばかり笑顔を見せる。
沖田「やっと笑いやしたね」
「アンタがこんなに気が利くこと出来るんだなぁってお母さん視点で感動してるの」
沖田「何故母親視点」
「土方さん。土方さんもこれやってください。そうすれば両手が暖かくなります」
土方「やんねーよ」
沖田「・・・・・・」
花を咲かせた殺意には実がついていた。
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堕天使(プロフ) - ( *`ω´)さん» いえいえ!また何かございましたらいつでもどうぞ!待ってます! (2017年7月19日 9時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
( *`ω´) - 堕天使さん本当にありがとうごさいます (2017年7月18日 23時) (レス) id: c044d51cbb (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 4696猫さん» いえいえ!沖田はいいんですドSなので焦るくらいしてもらわないと!笑 楽しみにしていてください!(*´∀`*) (2017年7月17日 20時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
4696猫(プロフ) - 堕天使さん» わぁ〜!!!ありがとうございます!!!(笑)沖田ごめんなさいいい(笑)楽しみにしてます(*^-^*) (2017年7月17日 20時) (レス) id: 58947b3256 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 4696猫さん» ありがとうございます、早いですかね笑 リクエスト了解致しました!!沖田には可哀想ですが、また焦ってもらいましょう笑 是非書かせてください!!楽しんでもらえるように頑張りますね!! (2017年7月17日 20時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2017年7月13日 17時