【銀魂】女隊士と愉快な仲間達５

２０７話 ページ16

.



九兵衛「こ、こうか？」

「うん！上手上手！」

神楽「A！チョコレートが減ってます！」

「口の周りを見てきなさい、バレバレだから」



神楽ちゃんと食べ物を作ると必ず味見をして材料が減っちゃうけど、それは想定済み。少し多めに買ってきている。味見をするのが神楽ちゃんの可愛い所なのですぐ許せちゃう。



「あやめちゃんは何をやっているの？」

猿飛「身体にチョコレートを塗っているだけだけど？」

「それがおかしい事だからね」



私がバタバタと走り回っていると、女装男達がいないことに気づく。確かに味見ばかりされて邪魔されるのは困るけどいないといないで静かだ。

こっそり抜け出し、旦那達の所へ顔を出すと、そこでは男子達の秘密の会議が行われていた。



坂田「いいか。さり気なくしてろよ。間違っても欲しがっているように見せるな」

新八「イエッサー！」

近藤「お妙さんの本命は俺の物だからな！」

東城「若の本命は私の物です！」



･･･そんな会議をしなくてもちゃんと用意しているのに。
女装をしてまで欲しいのか、チョコレート。

「安心して大丈夫ですよ？」と言って部屋に入ると慌ててカツラをつける。



坂田「あ、あら休憩？」

「だから慌てなくてもちゃんとバレンタインチョコありますよ」

坂田「何？慌てるって何？別に？慌ててなんかいないけど？」

新八「銀さん、これ以上喋ると余計怪しいであります！」

「新八くんのそのキャラは何･･･？」



.

２０８話→←２０６話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す