2186話 ページ9
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「ぶぇっくしょいっ!」
沖田「そんなに色気のないくしゃみをする人いるんですね」
「くしゃみに色気もクソもないっつーの」
沖田「姉上はもっと女らしいくしゃみをしてやしたから。Aさんはまだまだですね」
「調子に乗るなアホ。誰のせいでくしゃみしてると思ってんだ」
すっかり本調子に戻った沖田は、私に髪の毛をドライヤーで乾かして貰っている最中である。あの後寒さに耐えられず、急いで風呂へ駆け込んだ私達は廊下で鉢合わせした。「お姉ちゃんが髪乾かしてあげよっか?」なんてニヤニヤしながら言えば「じゃあ、よろしく」とすんなり了承しやがって、こんなことに。
沖田「・・・・・・一ついいですかィ」
「何でしょう」
沖田「Aさんに姉上の写真って見せたことありやしたっけ?」
「・・・無いね」
沖田「何で顔見たことないのに夢に出てくるなんて不思議なことが起こったんだか」
「運命じゃない?運命」
そう言うと、ゲームをしていた沖田の手が止まる。ドライヤーの電源を落として「何?」と聞くと「・・・いや」とはぐらかすので、再び電源を入れた。
「それにしても姉弟ってあんなに顔似るもんなんだね」と話せば「美人過ぎて自分が恥ずかしくなりやせんでした?」と。
「まァね。でも鼻ピアスが痛そうだった」
沖田「・・・鼻ピアス?」
「髪の毛緑だったし、何か似てるのは顔だけっていうか」
沖田「Aさんそれうちの姉上じゃねェ」
「えっ」
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堕天使(プロフ) - 鴉魔無さん» うわぁありがとうございます……そう言っていただけると本当にやる気が出ます!私も梨汁がブシャーと溢れそうだったので飲み干しました。頑張ります!!! (2017年8月1日 18時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
鴉魔無(プロフ) - シリアスな場面読んで感動で目からネギ汁が大量に出てきました。更新頑張ってください! (2017年8月1日 15時) (レス) id: 34819cddd4 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - タピオカ野郎さん» かっこつけすぎて寒いかなぁとか思ってたのでそう言ってもらえて嬉しいです安心しました笑 ありがとうございます!!頑張ります!! (2017年6月14日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 伶花さん» 本当ですか!?ありがとうございます!頑張ります……!!! (2017年6月14日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - *カルマ*さん» ありがとうございます!子供の名前をりこに決めた時、絶対設定している名前とかぶる人いるだろうなぁと思ってました笑 すみません笑 頑張ります!!! (2017年6月14日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2017年5月26日 18時