2225話 ページ48
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☆ 山崎side ☆
土方「ほら、帰るぞ。Aはもう起きたんだから、此処にいる必要は無ェだろ」
「寂しい言い方しますね、泣きますよ」
沖田「俺を残して帰ってどうぞ。Aさんと色々しなきゃなんねーんで」
「色々って何?」
土方「今のお前をAと二人きりにしたら何するかわかんねェからダメだ」
「何するかわかんないって何!?」
相変わらずの感じに戻って来た事が今は凄く嬉しいのだけれど、きっと数分後・・・いや数秒後にはうるさくて耳を塞ぐ。
ティッシュで鼻水をかみながら泣き止まない局長にハンカチを渡すと、俺と同じように鼻をかんだので「それ違います局長!」と叫んだ。
近藤「良がっだぁぁ・・・Aぢゃん"・・・!」
沖田「目覚めてから一人なんて寂しいでしょ、Aさんも」
「・・・まぁ若干」
沖田「ほら、そういう事なんで邪魔者は今すぐ消えてくだせェ」
土方「誰が邪魔者だ!近藤さんも言われてんぞ、ちょっと一回殴ってくれ」
沖田「何言ってんですかィ土方。邪魔者はアンタ一人ですけど」
土方「表出ろコラァ!」
予告通り耳を塞ぎながら時計を見る。皆寝ていないのに、Aちゃんが起きた嬉しさから眠気が吹っ飛んだのかも知れない。
でも確実に身体は悲鳴を上げている筈なので「一回帰りましょう」と副長達を連れ出そうとする。
「えぇ、本当に帰っちゃうの!?面会時間終了までまだまだあるよ!?」
近藤「いーやーだ!帰りたくない!」
山崎「駄々こねないでくださいよ・・・いい加減しっかり寝ないと倒れちゃいます!」
泣き止まない局長の腕を無理矢理引いて病室から出す。副長に預けて「ちゃんと寝てくださいよ!」と一声かけて、もう一度部屋へ戻った。
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堕天使(プロフ) - 鴉魔無さん» うわぁありがとうございます……そう言っていただけると本当にやる気が出ます!私も梨汁がブシャーと溢れそうだったので飲み干しました。頑張ります!!! (2017年8月1日 18時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
鴉魔無(プロフ) - シリアスな場面読んで感動で目からネギ汁が大量に出てきました。更新頑張ってください! (2017年8月1日 15時) (レス) id: 34819cddd4 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - タピオカ野郎さん» かっこつけすぎて寒いかなぁとか思ってたのでそう言ってもらえて嬉しいです安心しました笑 ありがとうございます!!頑張ります!! (2017年6月14日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 伶花さん» 本当ですか!?ありがとうございます!頑張ります……!!! (2017年6月14日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - *カルマ*さん» ありがとうございます!子供の名前をりこに決めた時、絶対設定している名前とかぶる人いるだろうなぁと思ってました笑 すみません笑 頑張ります!!! (2017年6月14日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2017年5月26日 18時