【銀魂】女隊士と愉快な仲間達４７

２２２３話 ページ46

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☆ 山崎side ☆



山崎「お疲れ、Aちゃんは？」

「まだ起きないです」
「･･･信じましょう」

山崎「そうだね」



病室前で見張りをしていた二人の隊士達によれば、Aちゃんはまだ目覚めていないらしい。

ある程度の仕事が片付いて時間が出来た為、病院にやって来た。高崎という強大な敵を前にしては、色々と厄介なことが出てきてしまい、真選組は今かなり慌ただしい。

ノックをして「失礼します」と声をかけ病室に入ると、書類整理など机と筆と判があれば出来る仕事は局長と副長もやっていた形跡が残っていた。
沖田隊長はやっていなかったけれど、やっていたらそれはそれで怖い。

局長は壁に寄りかかり腕を組み熟睡していた。副長と沖田隊長は病院内に足を踏み入れた時に受付ホールで寝ていたのを確認している。

真選組は俺も含めてAちゃんのことが大好きで、本当に大事に思っている。多少過保護な面もある。特に局長、副長、沖田隊長は。



山崎「そろそろ起きなよ、Aちゃん」



きっと皆、Aちゃんが居ない真選組は想像が出来ないだろう。こんなに静かなAちゃんを見られることは早々ないし、それに戸惑っているのもある筈だ。



山崎「皆待ってるよ。そっちにいくのはまだまだ早過ぎるってば」



綺麗にされている病室の布団のように白い手を優しく握ると、俺の手をそれに答えるようにそっと握り返してきた。

驚いて顔を見上げるとこちらに気付いて目を細めた。



山崎「局長！！Aちゃん起きました！！」

近藤「･･････っえ！？」

「Aちゃん起きたんですか！？」
「先生呼んできます！！」
「じゃあ俺は副長と隊長を！！」



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