【銀魂】女隊士と愉快な仲間達４３

２０４７話 ページ47

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「教えて欲しいんだけどさ」

山崎「ん？」

「山崎って童貞なの？」

山崎「ん！？」



張り込みの為に買い溜めたらしいあんぱん。余りに余ったからあげる、と渡され賞味期限が明日だということに気付いて食べ始めた。
それを食べながら、会話が無かったというただそれだけの理由で聞くと顔を赤くして「そういう話題はよくないと思う！」と言われる。



「ふっ、名探偵肉まんの手にかかればそれを当てるくらい容易いのだよ」

山崎「名探偵肉まんって･･･それでいいの！？」

「顔を赤くして話を逸らすその反応･･････お前、童貞だな」

山崎「やかましい！」



否定する訳でも肯定する訳でもない山崎。「どうしてそんなに焦ってるの？」と聞けば肩をガッと掴まれ「女の子なんだから、そういう話題はダメだってば」と目を合わせてくれない。



「三十超えた童貞は魔法使いになれるんだよね？」

山崎「なれないって」

「どんな魔法が使える？」

山崎「使えないって」



頑なに教えようとしない山崎は「もう話変えよう？ほら、昨日観たドラマの話に･･･」と話題を変えてきた。「私、昨日ドラマで観たんだ」と続ける。



「そのドラマの内容がね、三十歳の誕生日に魔法使いになるっていう･･･」

山崎「そんなドラマやってなかった！」



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