116話 ページ21
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今の時刻は午前2時。すっかり真っ暗になった屯所のとある部屋で、男に必死で話しかける女がいた。
「ひーじかーたさーん!あーそびーましょー!」
土方「・・・」
「ひーじかーたさーん!起きないと殺しマース!」
土方「・・・・・・」
「ひーじかーたさーん!!斬りますよー!ハイ3!2!1・・・」
土方「うるせェェ!」
「土方さんの方がうるさいです・・・。」と耳を塞ぎながら言う私に「今何時だと思ってんだ!寝かせろ!」と怒鳴る土方さん。
しかし私だって理由もなしに夜中に起こした訳じゃない。
それを言うと呆れながらも「・・・理由ってなんだ」と聞いてくれる土方さんは、優しい。
「寝れないんです!怖くて!」
土方「怖い?俺からしたら夜中話しかけてくるお前の方がよっぽど・・・」
「幽霊です!お化けが出たんです!」
土方「・・・幽霊?」
「そんなもんいる訳ねーだろーが」とタバコに火をつける。が、その手は若干震えているような。
「見ちゃったんです・・・幽霊。見えちゃったんです!」
土方「幽霊ねぇ。んなもん何かの見間違いに決まってんだろ?きっと神谷疲れてんだよ。バカなのに頭使いすぎたとかで。」
「呪われちまえ」
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堕天使(プロフ) - 白桜姫さん» そうなんですね、なんかそう考えてみると、きちんと意味とか考えて行動させてみたくなりますね(おい) (2018年8月27日 12時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 頬へのキスは、あなたを愛する気持ちと親しみを意味するらしいです。^ ^ (2018年8月27日 0時) (レス) id: feb278e6cf (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 優羽さん» ありがとうございます!!! (2017年7月31日 16時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
優羽 - 面白かったです! (2017年7月31日 15時) (レス) id: 248eaf83ed (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 神武楽さん» ありがとうございます!!!頑張ります!! (2017年7月30日 10時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2015年12月14日 3時