【銀魂】女隊士と愉快な仲間達２６

１２４０話 ページ46

.



「いい？絶対にバレちゃダメだからね」

桃太郎「はいっス」



私達が乗り込む組織はヤクザの支配下にある攘夷志士の派閥。下手に大事にすると、上にバレて真選組が潰されかねない。

なのでなるべく隠密に。そして殺しもせずに。静かに峰打ちで倒しパトカーで連れ帰る。これが目的だ。



「よしっ行こう･･････っあ、いて」



裏から小さなビルに入り込んだ瞬間に転ける。その音で「何奴！？」と監視が来てしまった。

私は「やっちゃった♡」と舌を出して誤魔化すが「何やってんスか姉貴ィ！」と桃太郎に注意をされる。



「こ、これも想定内だよ！それに今は姉貴じゃない。兄貴と呼べ」

桃太郎「た、頼もしいっス兄貴！」

「よし、行くぞ･･･っあ、痛い」

桃太郎「はいっス･･･っあ、いてて」



今度は二人して転けてしまった。もう想定内とか言ってられないレベルにヤバイ。
「な、何をやっているんだ貴様ら！」と敵に言われる始末で私達は苦笑い。



「こりゃ始末書書かされるな。その時は一番弟子よお前に任すからな」

桃太郎「嫌に決まってるじゃないスか！」

「おまっそこは、はいっ！って返事しろよ」

男「君達かね？侵入者とは」

「わ、ヤバイ」



.

１２４１話→←１２３９話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す