【銀魂】女隊士と愉快な仲間達２２

１０２９話 ページ27

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「ケーキは桃太郎にあげる。気持ちだけもらっとくね、ありがと」

沖田「うわ、桃可哀想」

「言葉に感情こもってないよ」

沖田「バレやした？」



ケーキを箱にしまって代わりに甘くて美味しいケーキを数個購入する。
沖田はまだサボっていくらしくケーキ屋さんでお別れして私は屯所へと踵を返した。



「旦那ぁ、ケーキ買ってきましたよ〜って、あれ」



先程と同じように机に伏せている旦那は白目をむいているわけではなくただただ眠りについている。
仕事はだいぶ片付いていたようだったので私は横に落ちていた上着を身体へ掛けてあげた。

捲し上げている袖からは逞しい腕が顕になっていて、こんなに仕事を頑張るなんて、明日は槍でも降るんじゃないか、と笑みが零れる。



「ケーキは･･･冷蔵庫にでも入れておくか」



小さなメモ用紙に『起きたら冷蔵庫のケーキ食べていいですよ！お疲れ様です♡』と可愛く、私なりに精一杯可愛く書き残し、部屋を出た。



「桃ー！これイチゴのケーキだよ、食べる？」

桃太郎「いいんですか！？ありがとうございます！！」

「食べかけだけど気にしないでね」

桃太郎「は、はい！」



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