【銀魂】女隊士と愉快な仲間達２

８４話 ページ37

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☆ 土方side ☆



いきなり突進してきたかと思えば抱きついてきて。何かおかしい神谷。必死に引き離すも離れないし、離れようともしない。

公共の場で何をしようとしてるんだ馬鹿か、なんて思いつつも鼓動が早い気がする。



土方「今からお前を屯所に連れ帰る。また熱でも出たんだろ。帰るぞ」

「旦那と同じ事･･･」

土方「あ？旦那？」

「いえいえっ！何でもないです！」



そして俺からやっと離れてくれた。と思ったが心休まる間もなく「土方さん！」と名前を呼ばれる。
ロクなことが起きる気がしないので何も期待せずに「なんだよ」と冷たく返事をすると「すいません･･･」と謝ってきた。



「えっと･･･私、」

土方「･･･」



何を照れているのだ、と不思議そうにAを見れば「土方さんが好きです」と呟いたので言葉を失った。
コイツにそれを言われて思った感想は『頭おかしいんじゃねェの』である。



土方「やっぱ頭打ったんじゃねーか？お前」

「本当ですって！」



こいつが、俺の事を好き？

「冗談やめろ、鳥肌立つわ」と言えば「はっはっはーやはり素直ではないな土方さん！」とさっきとは明らかに違う態度。



「ドッキリ大成功なのだ！ふっはっはっはっは！」

土方「･･･あー、痛くしないから。全然痛くないから。一瞬で終わるから」

「ゴメンナサイ！！刀を･･･嫌だって！」



この後ドッキリとやらの内容を聞いて余計殺意が湧いたのは、きっと万事屋も一緒だろう。



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