59話 ページ12
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「はぁ・・・」
仕事をするため机に向かっているも今日の夜の予定を思い出す度にため息が出る。大体私は全くの無関係な筈だ。何故に巻き込まれているのだろうか。そんな私の所へ来たのは沖田だ。
沖田「Aさん、どうしたんでィ?ため息ばっかついてるとブスになりやすぜ」
「そんなの聞いたことないわ!」
全く会って早々失礼な奴である。
呆れながら「実はね・・・」と言いかけた私は考えた。こいつに1日キャバ嬢をする事を伝えてしまったら面白がってからかわれて更に面倒な事になる、と。
「何でもない」
沖田「気になりまさァ」
「きっとあの空の向こう側には天空の城が・・・」
沖田「ありやせん」
「今日の星は綺麗だなァ」
沖田「まだ星見えませんぜ」
「もしや男にフラれやしたか?」と聞いてくる沖田に「私は恋愛ゲームで断られたことが無いんだぞ!」と自分でも意味のわからない自慢をした後に寝転がる。
すると近藤さんが部屋に入ってきて言った。
近藤「そろそろ店に向かった方がいいんじゃないか?お妙さんを救うために宜しくな!みんなで頑張ろう!」
そして沖田のことが目に入った近藤さんは、「総悟も行こうな!」と笑う。「何のことですかィ?」と聞く沖田に「実はな、今日Aちゃんは1日キャバ嬢なんだ!」と言ってしまった。
私は無言でゴリラを殴り飛ばす。
あの時の沖田の何かを思い付いた悪い顔は一生忘れないだろう。
「土方さんいつもごめん。今なら気持ちがわかるよ」
今度から少し優しくしてあげようと思った私であった。
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からちぇ - すごく面白いですね!毎日の楽しみになってます(笑)これからもお体に気を付けて頑張って下さい!応援してます! (2020年5月12日 22時) (レス) id: b750728265 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - うわぁさん» ありがとうございます!!現在63まで行っているので、ゆっくりまったり好きな時に読んでいただけたらこちらも嬉しい限りです!! (2017年11月26日 11時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
うわぁ - めっちゃおもろいです!結構長いんで楽しめる時間めっちゃ増えて嬉しいわ! (2017年11月26日 11時) (レス) id: 048bdd389f (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 小鈴さん» 頑張ります頑張ります!応援に応えます!笑笑 (2017年3月13日 16時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
小鈴 - 頑張ってください!応援してます! (2017年3月13日 16時) (レス) id: ba887d76ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2015年11月26日 16時