【銀魂】女隊士と愉快な仲間達１６

７６２話 ページ48

.



「桃太郎、君なら出来る、出来るさ」

桃太郎「でっでも･･･」

沖田「行け桃太郎。テメーなら出来る」

桃太郎「･･････わかり、ました」



桃太郎に箱を渡して後ろで応援する私と沖田。
食堂では誰もがそれを見守っていた。

「ふ、副長。これ、プレゼント･･･です」と頭を下げて渡すと走り去ってしまう。土方さんは不思議そうに箱を眺め「プレゼント？どういう風の吹き回しだ？」と呟くが、桃太郎の姿はもうそこにない。

遠くの方で「開けてください！！どぞ！」と叫ぶ桃太郎の声を聞き、無言で紐を解いて開けると中からは蛇の玩具がビヨーンと飛び出してきた。



土方「･･････」

「･････････あれ、無反応」

土方「･･･何だこれ」

桃太郎「ふっ副長ォォ！すいませんんん！」

土方「コレ誰に渡せって言われた」

桃太郎「姉貴と沖田隊長です！」

「わ、言ったよアイツ･･･あ！沖田もう逃げてるし！」

土方「Aー、総悟ー。ちょっと来い。怒らないから」



沖田に続いて私もその場を離れるが物凄い速さで追いかけてくる土方さん。必死に逃げるが飛び蹴りされてその場に倒れてしまう。



「は、離してください変態、セクハラ！」

土方「あんなくだらねーもんで俺を驚かそうとしてたのか？あ？」

「してません」

土方「してただろ？嘘つくな」



.

７６３話→←７６１話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す