【銀魂】女隊士と愉快な仲間達１６

７５１話 喧嘩する程仲が良い篇２↓ ページ37

.



「局長ー！手紙来てましたよー。」

近藤「お、ありがとう」



一人の隊士が近藤さんに渡したのは封筒。受け取り、中の便箋を出すと近藤さんは目を見開いた。

私も隣に行って覗くと書いてあった内容は『近藤一人で夜、港に来い。来なければ真選組隊士の命は無い。』という物。



近藤「これは･･･。」

「ちょっと待って、写真がありますよ」

近藤「･･･っ！」



便箋と同封されていた写真には今朝見回りに行った隊士が傷だらけで縛られている様子が撮されていた。

「取り敢えず土方さんに報告して会議開きましょ」と呟く私に対して近藤さんは黙ったまま。



「近藤さん！何で黙ったまま何ですか！人質に取られてる隊士がいるんですよ！？」

近藤「Aちゃん、この件は俺達の秘密にしないか」

「はぁ！？」



近藤さんが発した言葉。それは私には意味がわからなかった。
どんな考えを持っているか知らないが、真剣な眼差しでコチラを見る状況からは、冗談を言っていない事が見て取れる。



近藤「俺が一人で港へ行く。そうすれば人質に取られている隊士は助かる。」

「馬鹿言わないでください！近藤さん一人で行って、何があるかわからないじゃないですか！」

近藤「他の隊士達を巻き込みたくないんだ！俺一人で行けばそれで敵は満足なんだから。」



.

７５２話→←７５０話 ↑

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す