734話 ページ15
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☆ 土方side ☆
Aが部屋を出て行くと俺はため息をついた。
余計な事まで口走ってしまいそうになったし、少々過保護になり過ぎたとも思う。
俺も部屋を出て総悟の始末書を受け取りに行こうとすれば、目の前に姿があった。
土方「盗み聞きか、総悟」
沖田「たまたま聞こえただけでさァ。随分と過保護になってやしたね、土方さん」
土方「・・・」
沖田「相当Aさんの事が好きなようで」
土方「・・・好きじゃねーよ」
沖田「またまた、そんな事言って。」
ニヤニヤしながら煽ってくる総悟に苛立ちを覚えつつ「始末書早く出せ」と伝える。
「ンなもんとっくに燃やしやした」と悪気のない顔で言う総悟。俺は「じゃあもう一回渡す」と部屋に戻って紙を渡した。
沖田「Aさん、部屋を出た時かなり落ち込んでるようでしたよ」
土方「・・・そうか」
沖田「あ、そろそろ・・・か」
「じゃ、サボリにでも行くかねィ」と始末書の紙を受け取らずに歩いていくそうに呆れ、部屋に戻ろうとすると「土方さァァん!」と走ってくるA。
土方「なんだそんなに慌てて」
「これ、お詫びの・・・、マヨネーズ!」
土方「・・・・・・。」
息を切らしてマヨネーズを渡すAに笑みがこぼれた。
しょうがない。今回はこれで許してやろう。
そう思い俺はマヨネーズを受け取った。
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堕天使(プロフ) - しらす。さん» こんにちは!コメントありがとうございます!面白いと言っていただけると本当にやる気が漲ってきます!くだらない完全なる自己満足のお話ですがゆっくり自分のペースで読み進めて頂ければと思います!楽しんでください……!頑張ります! (2017年6月1日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - こんにちは!! 1巻からひたすら読み続けて、ここまで来ました。本当に面白くて、まだまだ先はあると思いますがここで一旦コメントさせていただきました。これからも頑張って下さい!! (2017年6月1日 10時) (レス) id: 2ef1bf233c (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 涼乃さん» ありがとうございます!パート17もよかったら見てください!^^* (2016年9月21日 20時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
涼乃 - 続編おめでとうございます!これからも頑張って下さい! (2016年9月21日 19時) (レス) id: b7b4ae1122 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - DAYSさん» はい!続編出しましたのでよろしくお願いします! (2016年9月21日 14時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2016年9月14日 17時