【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６

２７８話 ページ39

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「たっただいまです」



勇気を振り絞って屯所の入口にいた隊士に声をかけると「お帰りなさいAさん！」と笑顔で出迎えてくれる。



「･･･へ？」

「さぁさ！中へ早く！」

「食堂でみんな待ってますから！」



2人の隊士に言われるがまま付いていき、食堂へ顔を出すと殆どの隊士が集まっていて、軽い宴会状態。



「お帰りーっ！」



皆一斉に大声で言ってるので驚きながら、「何やってるんですか」という声が漏れる。

代表して出てきたのは局長。



近藤「実はエイプリルフールの嘘だったんだよ」

「エイプリルフール･･･ですか」

土方「すまねぇな。俺は反対したんだが･･･」

近藤「総悟の提案でな。俺からも謝･･･」

「良かったぁぁ･･･！！」



近藤さんの言葉を遮って心の声を吐き出す。
堪えていたものが全部溢れ出し、涙目になっているのが自分でもわかる。



「本気で嫌われたと思って･･･びっくりしましたっ･･･けど、良かったです」

近藤「Aちゃん･･･」



優しい笑みを向けて私の頭にポンと手を置き「総悟」と呼ぶ近藤さん。

呼ばれた沖田は席を立ち私のもとへやって来る。
その顔はニヤニヤとしていて実に楽しそうだ。



沖田「ハッピーエイプリルフール〜」

「沖田･･･マジでしめる」

沖田「まさかあんなに早く旦那の所へ行くなんて俺も予想してなかったでさァ」

「旦那にまで言う事ないよね本当」



沖田に拳骨を落とそうとしている私を必死に止める近藤さんと土方さん。
いつもなら当たり前なこの空気も、今は凄く楽しく感じる。

･･･けど、沖田は許さない。



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