【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６

２７６話 ページ37

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「旦那！神楽ちゃん！新八くん！」



勢いよく万事屋へ入るが、誰も見向きもしない。
「まさかここも･･･」と呟き、ゴクリと唾を飲む。



「かっ帰ります、ね」



相当辛くて、我慢していた涙も遂に流れてしまう。
万事屋3人は目を見開いてコチラを見るが、特に何も言わず目を逸らした。



「辛い･･･」



屯所へ向かう途中公園を見つけブランコに座る。少し揺らしながら、家出して来た子みたいだな、私･･･等を考える。

昨日までワイワイ騒いでいたのに今日の朝から皆私に対しての態度が可笑しい。
万事屋の皆まで私を･･･。

そうネガティブ思考を巡らせていると近くにある滑り台に、明らかに子供ではない男性と人間ではない化け物が遊んでいる姿があった。



桂「はっはっは！エリザベス！ここまで登ってこれるかな！？」



彼等は滑り台の滑るところから逆に登れるかという遊びをしているらしい。

黙ってみていると「A殿とお見受けする、一緒にどうだ！？」と誘ってくる。
ここで私はやっと気づく。コイツ桂だ、と。

でも今日は土方さん以来の会話なので少し嬉しい。



「やっやりませんよそんな事。滑り台はそうやって遊ぶ物じゃないですし。」

エリザベス『Aさんの言う通りです。桂さんも見習ってください。』

桂「なっエリザベス･･･今さっきまで楽しそうに笑ってたのに･･･」

「･･･笑ってました？」



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