【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６

２６４話 ページ25

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土方さんにお花見をしようと誘ってみれば「真選組は毎年やってる」と返ってきた。

ちょっと意外な新事実に驚きながらも心を踊らせる。



「私したことないんですよ、お花見」

土方「そーか」

「だから、すっごく楽しみです」

土方「良かったな」

「万事屋もお妙さん達も誘ってみますね」

土方「勝手にしろ」



適当な返事も気にせず今からワクワクした気持ちを抑える。
「楽しみなくせにクール気取ってるんですねぇ？」とやや調子に乗って肘でつつくと、「うざい」とキッパリ言われたのでまた桜に目を移す。



「桜、綺麗ですね」



風邪に舞いながら散る桜を眺め、ポロリと零れた言葉。

土方さんは相変わらず「そーだな」としか返してくれないが、私はそれでも満足だ。



土方「花見もいいけどよ」



やっと自分から話を始めたので耳を傾けると「仕事はちゃんとやってもらうからな」と。



「･･････嫌で」
土方「んなもん通用すると思ってんのかアホ」

「わかってま」
土方「わかってんなら屯所ついたら始末書だからな？」

「えっ･･･」

土方「当たり前だ。仕事中に酒飲んで寝てるとかただの馬鹿だよ。『始末書書きたいです』って言ってるようなもんだろ」

「うぅっ･････････了解しま、した。･･･チッ」

土方「舌打ちすんな」



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