【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６

２５５話 ページ16

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☆ 土方side ☆



土方「おら、これやる」



俺がポケットから出した丁寧に包み紙で包まれた一つの飴玉。
さっき、マシュマロをあげた時に意味が『嫌いです』だと言われ、急いで買ってきたもの。



「あ、さっきのなら全然気にしなくても･･･」

土方「俺が気にするんだよ。いいから受け取れ」



無理矢理神谷の手のひらに乗せると「有難うございます」と静かに言った。

「キャンディは「好きです」って意味があるんですよ？」と意地悪く聞く神谷に「仲間としてな」と言ってやれば「嬉しいです」と笑った。

嬉しそうに包み紙を開け、飴玉を口に投げ入れる。
だが、「美味しい･･････です？」と曖昧な感想。



土方「なんだ、美味しくないのか？」

「いっいや･･･美味しくないわけじゃないんですけど･･･、すいませんコレって何味ですか？」



はてなマークを頭の周りに浮かべている神谷に、「マヨネーズ味だけど」と素直に答えると「はっはー･･･なるほど･･･です･･･うん」と汗を垂らした。

そして「何でしょう、美味しくないわけじゃないけどキャンディにする物では無いですよね。」と味を確かめながら呟く。

「マヨネーズは何にしても･･･」と言いかけるが、「何にしても美味しい訳では無いですよ、マヨネーズはマヨネーズらしく食べましょうよ･･･！」と言葉を遮って言う。



土方「マヨネーズらしく食べてるじゃねーか」

「土方さんは話が通じない人ですね･･･というかなんでこんなのスーパーに売ってるんですか！？誰が買うんですか！」

土方「俺だよ！」

「土方さんかい！」



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