【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６

２８１話 ページ42

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土方「A」

「聞こえません」

土方「A」

「聞こえません」

土方「A」

「だから聞こえませんって！！」

土方「キレたいのはこっちだボケ！」



朝から見事怒号という名の目覚ましが鳴り響き、布団に再び潜ろうとすれば引っ張り出される。

「私土方さんのこと好きですから。尊敬してますから」と言いながら逃げようとしても土方さんには全く響いてないらしく、「じゃあ見回り行ってくれるな？」とパトカーの前まで連れてこられた。



「朝から運転したら事故っちゃうでしょー」

土方「多分車の中に総悟いるはずだから頼んだぞ」



聞く耳を持たずスタスタと屯所に戻ってしまう土方さんに舌を出して「クソ上司めー」と心の中で思えば、察知したのかこっちへ振り向き眉間にシワを寄せ「 あ と で し め る 」と口パクをした。



こっそり屯所の入口の一番近くの手洗い場で顔を洗ってパトカーの場所へ戻る。

窓に映った寝癖でくしゃくしゃの髪をなんとなく手ぐしで直そうとすれば窓がウィーンと音を立てて開く。



沖田「俺が乗ってるの知ってて良く出来やすねィ」



ニヤニヤしながら言う寝起きであろう沖田に若干赤面になりながら「うっさい」と言って助手席へ乗り込む。



沖田「これ、待ち受けにしよー」



携帯画面に映し出された車内から撮った私の顔。

こうして私は朝から沖田に遊ばれたのだった。



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