とてつもなく【高杉晋助】 ページ6
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高杉晋助/片想い/鬼兵隊一員
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「･･･はぁ、」
船の甲板に一人で肘を付いて外を眺める私。
どんな時でも頭に浮かんでくるのは煙管を蒸しているあの男の顔。呆れてため息も出てしまう。
「Aがため息つくほど頭悩ますことなんかあるんだな」
「･･････失礼ね」
突然姿を現した高杉は相変わらず煙管を持っていた。その匂いはやはり落ち着く。
そう、私はこの男に惚れているのだ。何故そうなったか、理由は簡単。
命を助けてもらったから。そこで一目惚れ。
少女漫画に出てくるような恋愛をしたいと思った事なんか一度も無いけれど、一目惚れをしたのは事実。
「今日の晩飯は何かなくらいだろ、お前は」
「もっと他のことも考えるわよ。私のことバカにし過ぎ」
悪態をつかれても、何をされても、この男に対しての気持ちは同じ。変わらないのだ。
「ま、そろそろ中に入るかな」と踵を返した私の腕を掴み、引き止める。そしてコチラを向かせた。
「何、」
高杉はニヤリと笑ったまま顔を近付けてきた。反射的に目を閉じてしまった時、『終わった』と確信する。
「お前、俺に惚れてんだろ」と声が聞こえ、パチリと目を開く。「惚れてない惚れてない」と訂正するが「そんな嘘に騙されるとでも思ってんのか」と言い放つ。
「とっ、兎に角、離しなさいよ、」
「嫌だって言ったら」
「･････････困る」
ポツリと呟いた私にちゅ、と口付けをする高杉。驚いて言葉を失っているとその口付けは段々と深くなっていった。
私の気持ちを知ってて弄ぶような事をするコイツは憎たらしい。憎たらしい･･･けど。
身体は思ったよりも素直でもっと、もっとと求めていた。
「んん･･･ッ」
心地良い風が吹く。それはそれは優しくて気持ちの良い風が。スーッと頬を撫でるように。
元々男にそういう感情を抱いた事は無かった。皆一緒だと思っていた。だけど、コイツと出会ってから変わってしまったのだ。
とてつもなく好きで好きでたまらなくて、胸が締め付けられる程愛していて。
彼はどう思っているのか全然気持ちが読めないが、それでも良いとも思っている。
「･･･ふ、･･････ッん」
それでも良いのだ、本当に。この時間が好きだから。
間近にある彼の顔はカッコよくて妖艶で、色気があって、酔ってしまいそう。
世界がゆっくりと流れているように感じられる時間。素敵じゃないか。
「好き･･･だ、高杉」
「そうかよ」
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サド助 - 堕天使さん» じゃあお言葉に甘えて…また沖田で3zがいいです!!主人公は前回と同じ感じでokです。神楽にヤキモチ妬く主人公ちゃんが見たいです!何度もすみません!いつでもいいですので!!><;; (2016年11月6日 8時) (
レス) id: b26b61556b (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - サド助さん» 良かったです！！またいつでも待ってます！！ (2016年11月5日 10時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
サド助 - 堕天使さん» あわわわわ！私こそ急がせてしまってすみません！！><すごく素晴らしいお話が出来てて感動しました!ｷｭﾝｷｭﾝでした!いつもありがとうございます!!またリクします!!(^∀^ゞ (2016年11月5日 8時) (レス) id: b26b61556b (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます！嬉しいですヽ(・∀・)ノ (2016年11月3日 22時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 銀さんの、私も好きです(￣▽￣) (2016年11月3日 21時) (レス) id: 65681d0734 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：堕天使
| 作成日時：2016年10月10日 19時
