キスから始まる恋【坂田銀時】 ページ21
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坂田銀時/幼馴染み/攘夷戦争参加済
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「定春ゥゥ!捕まえられるもんなら捕まえてみるアル!」
「神楽ちゃん危ないよー?」
「うるさいネ新八!定春、噛み付いてこい!」
「わぁちょっと!?」
公園で走り回る二人と一匹をベンチから眺めながら私は思う。「若いっていいなぁ」と。
その声は思わず口から出てしまっていたようで、「お前も歳取ったな、ンな事口に出すなんざ」と銀時は言った。
「アンタにだけは言われたくないっつーの。神様ぁ!コイツだけ時を早く進めて!!」
「神様が聞き入れたらどうすんだ」
「好都合でしょ」
「神様!コイツをシワだらけのババアに変えてくれ!」
「何それ絶対嫌だ」
そんなファンタジーなお話をしていると銀時は「あーあ、俺だって十代の頃はこんなに早く時が進むとは思ってなかった」と頭を抱える。
「やめて、悲しなるから」と私も虚しさで心をいっぱいにしていると。
「ま、どんな銀時だって私は好きだけどね」
「っ・・・!?」
「・・・え、何でびっくりしてんの」
「お、おま、時々おかしな事言うよな・・・」
「だって本当の事だし」
「やめろ、そういう事を言うな」
私は本音を口に出しただけなのに眉間に皺を寄せる銀時。昔からいつもそうだ。
昔から、私が銀時の事が好きだと言えばいつも驚いて話を逸らされる。
「私、本気なんだからね」
「やめろっつってんだろ」
「銀時がいつまで経っても返事を出してくれないからだろ」
「俺はそれを愛の告白だと思ってないからな」
「・・・」
公共の場だが、仕方ない。こうなれば強行突破だ。
もう十年以上一緒にいるのに話を逸らされてばっかりなのはウンザリだ。
「んっ」
隣に座るムカつく銀時の唇に、自分の唇を押し付けた。銀時は私を押すと「何してんだお前・・・!」と頬を引き攣らせて言う。
「自業自得」と呟いて私は席を立つ。
「わかったでしょ?私が、アンタに本気なの」
「私の気持ちを知ってて無視し続けた結果だ、天に召されろばーか」と言って歩き去る。
神楽とぱっつぁんは私達をギョッときた目で見つめ、言葉を失っていた。
「A、めっさかっこいいネ」
「銀さんは固まってるし・・・ていうかあの人達まだ付き合ってなかったんだ」
「そんなのも知らなかったアルカ。だからお前は新一じゃなくて新八アル」
「何で僕馬鹿にされてんの!?」
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サド助 - 堕天使さん» じゃあお言葉に甘えて…また沖田で3zがいいです!!主人公は前回と同じ感じでokです。神楽にヤキモチ妬く主人公ちゃんが見たいです!何度もすみません!いつでもいいですので!!><;; (2016年11月6日 8時) (レス) id: b26b61556b (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - サド助さん» 良かったです!!またいつでも待ってます!! (2016年11月5日 10時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
サド助 - 堕天使さん» あわわわわ!私こそ急がせてしまってすみません!!><すごく素晴らしいお話が出来てて感動しました!キュンキュンでした!いつもありがとうございます!!またリクします!!(^∀^ゞ (2016年11月5日 8時) (レス) id: b26b61556b (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます!嬉しいですヽ(・∀・)ノ (2016年11月3日 22時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 銀さんの、私も好きです( ̄▽ ̄) (2016年11月3日 21時) (レス) id: 65681d0734 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2016年10月10日 19時