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1日を消化しようって言っても
仕事が休みの今日はあまりにもやることがない
むしろ何もやらない日にしようか
別にストライキって訳じゃないけど家事も放棄してただ街を歩く
快晴の空から受ける光の熱
晴れの日大好きだったんだけどな
今の自分には暖かすぎて、振り払うように自然と早足になる
陽だまりでどんどん溶かされる凍りついた心の悲しみは
溶けきったらあの寒い部屋に二度と戻れない気がして
日陰のベンチに腰掛けた
足の向くまま歩いてたどり着いた実家の近所の公園
平日の夕方は誰もいなくて私1人
頬を撫でるそよ風の冷たさが気持ちいい
冷える指先を温めてくれる人は誰もいないからそのまま放っておく
このまま瞳を閉じたらもう目覚めないんだろうな
寒さの中で消えていくって私にぴったりじゃん
きっと明日とかになって病院に運ばれてさ
真っ白な布かけられて
親は泣いてくれるだろうけど
誰かさんは会いにも来てくれないんでしょ
いついなくなったって気付くのかな
試してみよっか
もう信用も何もない
最期くらい言うことなんでも聞くいい子ちゃんじゃなくていいよね
思いっきり困らせてあげる
そのくらいじゃないと私のこと忘れたまんまでしょ
じゃあね、後は何とかしてね
ちゃんと好きだったよ
瞳を閉じた瞬間
聞き慣れた声に引き戻された
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作者名：だしの素 | 作成日時：2019年1月4日 19時
