蠍が六匹 ページ7
さっそくスプーンを手に、熱々のオムライスを口に運ぶ
トロトロの半熟卵に、少し濃い味付けのケチャップライスがよく絡みあいすごく美味しい
流石はフロイドだな
勿論ジャミルの飯も美味しいが、いかんせんカリムの好みの味付けになっているからな
あまり食べる気が起きない
｢フロイドおいしいよ｣
フロイド｢よかったぁ〜、ケチャップライスならまだまだあるから沢山食べてねぇ｣
ジェイド｢明日は私が朝食を作る予定なので、リクエストがありましたらお応えしますよ｣
｢そうだな、カルボナーラ食べたい｣
ジェイド｢了解しました｣
言葉を交わしながら最後の一口をすくって食べる
｢もうなくなっちゃった。もうフライパン事持ってきてよフロイド｣
フロイド｢あはっ、ハオコゼちゃんちょー行儀わりーじゃん、別にいいけど｣
アズール｢貴方ほんとうによく食べますね、何故太らないのか不思議ですよ｣
フロイドはにこにこの笑顔でキッチンへと消える
アズールは眉間に思いっきり皺を寄せながらメガネを上げて憎々しげにそう吐き出した
｢まぁ、毒の生成は自分の肉体でやるからね｣
ここで一つ、私のユニーク魔法について教えてあげよう
私のユニーク魔法｢
発現したのはジェイルを解雇した2年後くらい
今まではジェイルの警戒が強く、私自身も勿論警戒していたため大事になるような暗殺や誘拐といった事件は起こらなかった
特にジェイルは防衛魔法が非常に優秀で、熱砂の国に伝わる柔術も強かった
まぁ私を狙えば彼に目をつけられるも当然で
さらに言えば彼に目をつけられれば、“死”と同義
よっぽどの命知らずか馬鹿じゃない限り私を狙う奴らはいなかった
しかしジェイルを解雇してからというもの
今まで堰き止めていた水がダムから溢れるかのごとく、私の命を付け狙う輩が増えた
まぁ何故そこまで私を殺そうとするのかは深いわけがあるのだがそこは割愛する
気が向いたら話すとしよう
まぁ命を付け狙う輩におわれる日々を過ごしているうちに、毒矢に掠ってしまった事があった
その毒は熱砂の国に伝わる即効性の毒だった
主な症状としては、全身の痙攣と麻痺に酷い頭痛
また特徴的なのは鼻血が出てくるという事
掠った瞬間に身体からがくんと力が抜け、鼻からボタボタと溢れ出る血が床に染み込んでいく
腕の支えを失った身体はいとも容易く倒れ込んだ
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絵宙(えそら)(プロフ) - 更新待ってます！オクタとの絡みが多くて嬉しいです…← (2020年10月26日 22時) (
レス) id: ede154cf4d (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれると嬉しいです。待ってます。 (2020年7月23日 12時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
SAITOU(プロフ) - 雨鷽さん» 作者がオクタヴィネル箱推ししてるので、絡んでくる回数が多いと思います笑ありがとうございます！ (2020年6月21日 3時) (レス) id: 6e1f25c43e (このIDを非表示/違反報告)
SAITOU(プロフ) - 塩キャラメルさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年6月21日 3時) (レス) id: 6e1f25c43e (このIDを非表示/違反報告)
SAITOU(プロフ) - 蒼葉さん» 4章!!!!!分かります!!!!!(クソデカボイス)ありがとうございます！ (2020年6月21日 3時) (レス) id: 6e1f25c43e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SAITOU | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hal22
作成日時：2020年6月4日 20時
