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蠍が五匹 ページ6

あの後、兄が起きたので何事も無かったかのように過ごした


制服に着替えてから鏡舎へと向かう

途中で兄に呼び止められたが無視した



鏡をくぐり鏡舎へとたどり着くと、間髪入れずにまた別の鏡をとおる






「はい、おはよー朝ご飯食べに来ました」

そう言って扉を勢いよく開けると、目の前には呆れた顔をしたアズールがいた

アズール「また(・・)ですか貴女……」



そう、私が来たのはオクタヴィネル寮のモストロ·ラウンジ
週5のペースで朝食と夕飯を食べに来ている


「いいじゃない、月の食材費20%をちゃんと渡してるでしょ?ギブアンドテイク、ちゃんと対価は払ってるはずだけど?」

アズール「……はいはい分かりましたよ…フロイド、貴方にお客さんですよ」

フロイド「んだよアズール……ってハオコゼちゃんじゃ〜ん♡なぁに?また俺に餌付けされに来たの?」

「そうそう、フロイドに胃袋がっしり捕まえられたからまた食べに来たわけ」

フロイド「仕方ねぇなぁ、すぐ作るから待っててよ」


そう言ってキッチンへと消えていったフロイドを見送る

アズールが座っていた向かい側の席に座ると、目の前にティーカップが置かれる

手の先を辿ると、ジェイドがにっこりと笑いながらティーセットを片手に持っていた


ジェイド「おはようございますAさん、今日もいらして下さったのですね」

そう言ってカップへと紅茶をつぎ、私の隣に座るジェイド

「おはようジェイド。そろそろ転寮を考えてるよ」

ジェイド「それは嬉しいですね、今すぐにでも手続きを始めましょう。あぁ、ご安心を、妙な輩が近付かないようにフロイドや私と同じ部屋にしましょうね」

アズール「どこも安心できる要素がないのですが」

「ははっ、いいじゃん。着替えも風呂も食事も全部やってくれそう」

ジェイド「貴女が望むなら勿論そう致しますよ」

アズール「……まったく」

フロイド「え?なに?ハオコゼちゃんうちの寮に来んの?」

「そうそう、宜しくね」

アズール「あぁもう!!ややこしくなるじゃないですか!!」


少し冗談を言っただけで、アズールが墨吐きそうになっちゃった

からかいがいのあるやつだよな


フロイド「ハオコゼちゃんがうちの寮来るなら、俺がちゃーんと飼ってあげるね♡あと、これ飯どーぞ」

…………飼う?
まぁいいや

目の前にはホカホカと湯気を立てた大盛りのオムライス

「おいしそう、いただきます」

フロイド「どーぞー、召し上がれ♡」

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絵宙(えそら)(プロフ) - 更新待ってます!オクタとの絡みが多くて嬉しいです…← (2020年10月26日 22時) (レス) id: ede154cf4d (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれると嬉しいです。待ってます。 (2020年7月23日 12時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
SAITOU(プロフ) - 雨鷽さん» 作者がオクタヴィネル箱推ししてるので、絡んでくる回数が多いと思います笑ありがとうございます! (2020年6月21日 3時) (レス) id: 6e1f25c43e (このIDを非表示/違反報告)
SAITOU(プロフ) - 塩キャラメルさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年6月21日 3時) (レス) id: 6e1f25c43e (このIDを非表示/違反報告)
SAITOU(プロフ) - 蒼葉さん» 4章!!!!!分かります!!!!!(クソデカボイス)ありがとうございます! (2020年6月21日 3時) (レス) id: 6e1f25c43e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SAITOU | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hal22  
作成日時:2020年6月4日 20時

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