蠍が二十二匹 ページ24
新学期初日
周りより遅く登校してみれば、グレートセブンの女王様が黒焦げになっていて爆笑したのは記憶に新しい
また同じクラスになったフロイドと昼食をしながらそんな事を考えていた
「今年の新入生は荒れてるね」
アズール「グレートセブンの像を燃やすなんて前代未聞ですよ」
フロイド「しかも金魚ちゃんとこの寮生なんでしょ?ぜってー金魚ちゃん今日怒ってんじゃん、面白そーだから後で会いに行こー」
ジェイド「ふふっ、ハーツラビュルも遂に脱落者が出てしまうのですかね」
楽しそうに話す3人を他所に、シーフードカレーを食べ終わる
「ご馳走様」
ジェイド「デザートはどうされますか」
「あぁ、今日はもう帰る」
そう言えば目を丸くする双子
フロイド「え、珍し、ハオコゼちゃんがカレーの後にデザート食べないとか」
ジェイド「どうかされたのですか?」
「別に、“ココ”で食べないってだけ」
そう言って席を立ち、ラウンジの扉へと向かう
アズール「何処へ?」
背中に投げかけられた言葉に振り向かずに答えた
「女王様とのお茶会に」
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ケイト「あっ、待ってたよ〜Aちゃん」
トレイ「よっ、A」
鏡舎に着けば、この2人が鏡にもたれかかりながら待っていた
「今日のケーキは?」
トレイ「今日はルビーチョコレートのムースに、タルトタタンとモンブランを作ってある、勿論全部ホールで作ってあるからな」
ケイト「今回はケ〜くんも手伝ってみました☆ってワケで、行こっか」
ケイトを先頭に、鏡をくぐる
迷路のような庭を抜ければ、テラスには既にリドル·ローズハートが席についていた
「こんにちは、ローズハート」
リドル「やぁ、A、待っていたよ」
「クローバー、俺もレモンティー淹れて」
トレイ「いいのか?アップルティーもあるぞ」
「豪に入れば郷に従えってね、まぁ角砂糖はスカラビア流で勘弁して欲しいけど」
リドル「確か君の故郷では、紅茶に沢山の角砂糖を入れるんだったね」
「そ、まぁそれも俺たちみたいな金持ちだけだよ。普通の市民達じゃ角砂糖なんていう高級品、そんな馬鹿みたいに入れられないから」
ケイト「熱砂の国ってそんなに角砂糖高いの?」
「まぁサトウキビ自体が育てられる環境じゃないからな。熱帯とはいえ、気温が軽く40まで上がるんだ。しかも夜は寒い」
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絵宙(えそら)(プロフ) - 更新待ってます!オクタとの絡みが多くて嬉しいです…← (2020年10月26日 22時) (レス) id: ede154cf4d (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれると嬉しいです。待ってます。 (2020年7月23日 12時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
SAITOU(プロフ) - 雨鷽さん» 作者がオクタヴィネル箱推ししてるので、絡んでくる回数が多いと思います笑ありがとうございます! (2020年6月21日 3時) (レス) id: 6e1f25c43e (このIDを非表示/違反報告)
SAITOU(プロフ) - 塩キャラメルさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年6月21日 3時) (レス) id: 6e1f25c43e (このIDを非表示/違反報告)
SAITOU(プロフ) - 蒼葉さん» 4章!!!!!分かります!!!!!(クソデカボイス)ありがとうございます! (2020年6月21日 3時) (レス) id: 6e1f25c43e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SAITOU | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hal22
作成日時:2020年6月4日 20時