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妖*5 ページ5

多軌「わあっ、綺麗」



笹田「素敵ねっ!」



キラキラとした水が広がる湖

みんなはそれぞれテンションが上がっていた




西村「よしっ、泳ごうぜ!」



北本「ちょ、引っ張るなよ」



夏目「うわっ」




ばちゃんっと音がして三人でいっきに湖の中に入った

とても気持ちが良かった

こんなにも綺麗な湖が近くにあったなんて知らなかったな

今度ニャンコ先生と二人で来てみるのもいいかもしれないな

ふと顔を上げてみると女子たちは足だけを水につけて喋っていた

西村と北本は…何してるんだろ

それよりも何故かおれだけ離れてしまった

はやく戻らないと




夏目「!うわっ…?!」




ぐんっ、と足をつかまれ、水の中に引きずられた

なんだこれはと思って下を見ると人魚のような魚のような変な形をした妖怪が足を引っ張っていた

やばい、このままだと…

声を出そうにも水の中だから出せるわけがなくて

ちゃんとニャンコ先生の隣にいればよかったと後悔した






「貴様には渡さぬ」







夢の中で聞こえたあの優しい声が聞こえたような気がした














「!あいつ…」




紫から離れ、少しだけ夏目たちの様子を見ようとしたらいきなり夏目が水の中に引きずり込まれていった

その様子を誰も見ていなく、友人たちは遊んでいる




「くそっ」




自分自身も水の中へと入る

そこには妖怪が夏目の足を引っ張っているところだった

夏目の目が虚ろになっている

このままだと危ない





「貴様、誰の許可を得てこのような場所に住み着いているのだ

去れ、低級めが」




ひと睨みすると慌ててどこかに消えていく妖

また近頃にでも湖をチェックしなければ、また変な輩が入り込んだら迷惑だ

それよりも、私の手の中にいる夏目を陸にあげなければ




ばちゃん




水面から顔を出し、夏目の友人たちに気づかれぬように湖から少し離れたところに夏目を寝かせる





「夏目…」




嗚呼、またお主に触れられる

また一緒に…



ぴとっと手を当てると冷たかったのか夏目が薄っすらと目を開けた





夏目「んっ……うわぁ?!」




「わっ」





突然起きた夏目から突き飛ばされた

突然のことだったからびっくりして腕に擦り傷を作ってしまった

当然のことだが私は少なからずともショックをうけていた

妖*6→←妖*4



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薔薇(プロフ) - すごく面白かったです!更新頑張ってください!待ってます! (2017年7月25日 13時) (レス) id: 60acc756ea (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - とても、面白いでした!すごく文章が綺麗です!羨ましい! (2017年6月4日 23時) (レス) id: 1cf210e7e0 (このIDを非表示/違反報告)
鴉花 - とても、丁寧で読みやすいです!私も夏目友人帳が好きでとてもおもしろいです。どこで、文才の安売りやってるんですかね・・・(´・ω・`) (2015年9月23日 9時) (レス) id: d6e8f5e893 (このIDを非表示/違反報告)
しずく*(プロフ) - 橄欖さん» はやかったですかwそれに夏目友人帳が大好きなので!w (2015年9月21日 14時) (レス) id: 9ccd6e3527 (このIDを非表示/違反報告)
橄欖(プロフ) - しずく*さん» はやい、コメントがはやい笑おそらく今までで一番早かったです笑文才なんて…(泣)でもありがとうございます!嬉しいです! (2015年9月21日 13時) (レス) id: ad5e357c1b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:橄欖 x他1人 | 作成日時:2015年9月21日 13時

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