♯.7 ページ7
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季節は春、
真新しい制服で身を包み
わくわくとどきどきでしょうがない、というような顔をした新入生たちが校門をくぐる
そんな様子を上の教室から眺めていた
「はぇー、初いぃなあ…
皆さんぴっちぴちの1年生だわ」
「お前もまだ高3だろ」
「まあねんっ
でもねでもね、2年の差って結構でかいと思うんだわ
見てみっ、1年生のあのぴちぴちのお肌を!
うらやましーのー」
「…よくお前が生徒会長になれたなって思うよ」
「あー、わかよ
そりゃ同意見だわ」
クラスの奴らに推薦されて
なんとなくやってみた立候補
そしたら意外と私に票を入れる奴が多く居て、
なんか生徒会長になった
あ、今更だけども
わかっていうのは牛島若利
わかとし、だなんて堅苦しいし
ただでさえ表情硬すぎてやばいんだからと、わかって勝手に呼ばせてもらってる
なんやかんや、
いつも一緒に行動してるのはわかだ
「よっしゃ、バレー部に入ってくる1年に素材がいいやつが居たら1から私が鍛えてやる!」
「それは何か不安だな」
「わか、あんた私の教育にケチつけるってか
私はこれでも…」
そんな時、校内放送が流れた
内容は
‐生徒会長の朝霧Aさん、至急職員室に来てください
はてはて、生徒会長とつけた意味はあったのだろうか
あ、私の苗字は朝霧だから
覚えてね。
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橄欖(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます!とても嬉しいです(*^^*)がんばります! (2016年8月1日 19時) (レス) id: ad5e357c1b (このIDを非表示/違反報告)
苺 - 面白いです!頑張ってください! (2016年7月31日 9時) (レス) id: e3e04d5402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:橄欖 x他1人 | 作成日時:2016年7月25日 9時