♯. ページ30
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「おー、やっぱり今回も1位は朝霧かあ」
「譲らないよなあ、」
「てか、2位のやつと100点差以上あるぞ」
「今回のも難しかったのにねえ…」
廊下に大きく貼られた名前と点数の書かれた紙
この学校の嫌なところは1位から最下位までが並べられるということだ
最下位の人でも他校に行けば頭の良いほうだろう
ただ単に白鳥沢がレベルの高いだけだ
「…毎回毎回、自分が見に行く前に結果を知っちゃうんだよなあ」
「いいじゃない、あんたは高いんだから
下のやつのことを考えなさいよ」
「…とか言いながららいちゃん、今回は1桁じゃない」
「あら、ほんと。
あんたの教えが良かったのね」
「〜っ、もうらいちゃん可愛いっ！！」
ひしっ、と抱き合っていると向こうから歩いてくる人物たちと目があった
わかと覚だ。
わかは半分よりは上にいる方だ
覚は…うん。
最下位ではないんだけどね。
残念だよね、うん
「やっほー、Aちゃん
今回もやっぱ1位？」
「とうぜんっ、
覚は…、聞くだけ無駄だよね？」
「ねえ、それ傷つくから！！」
いやー、今回も予想が外れちゃってー、とちっとも落ち込んでない様子で言う覚
ほんとにバレーしか取り柄ないな
「あ、わかー、今日から部活できるじゃん？
でねー、いつもよりもちょっとばかし速い速攻試してみたいんだけど」
「威力を考えるならスピードを重視しなくても良いと思うがな
それに、速くしなくても俺はブロックになんて捕まらない」
「おお、自信満々良いと思うよ
でも、試してみたいじゃん？」
「…終礼後すぐに体育館に行くぞ」
「やっりぃ！
そうこなくっちゃ」
そのままクラスへと戻っていく二人の後ろ姿を見ていた覚と来夢
「うん、あいつらバレーしか頭の中ないよな」
「バレー部ってあんなんばっかなの？」
「いやいや、俺を一緒にしな」
「いや、あんたかなりやばめでしょ」
「…」
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橄欖(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます！とても嬉しいです(*^^*)がんばります！ (2016年8月1日 19時) (
レス) id: ad5e357c1b (このIDを非表示/違反報告)
苺 - 面白いです！頑張ってください！ (2016年7月31日 9時) (レス) id: e3e04d5402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橄欖 x他1人 | 作成日時：2016年7月25日 9時
