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♯.22 ページ22

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「おはようござ…




…ってAさん?!



何でそんな汗だくで…」









「…っはなしかけんな工!


集中力切れるっ、」








「?!は、はいっす!」








「あれー、


どうしたの工ー?


何で中入んないの?」







「!天童さん、実は…」








「あー…こりゃ入れねぇわ」









最初に落としたボールからいったい何分たっただろうか



どちらもけっこうがちでやってるのに落ちないボール






あの、私が最初に落としたボールから1回もまだ落ちてはいない






てことは、
もう30分以上は経ってるな






体力の限界がやばい、



わかはまだ平気そうだ



さすがは男子



でも









「負けたくは、ないっ!」









高めに上がってきたパスを目一杯力を込めてボールを叩く









「っ!」









わかは少しよろけながらもなんとか返して





その返したボールが不安定だったから、私もとりあえず上げた




…それが私のミス









その隙を逃さずに、わかは思いっきり腕を振りかざした






バチィッ







「いっ、」








「うっわ、若利君



流石に女子にあれはきついよ


俺でも取れっこない」









「こうでもしないとAはまた返してくる」









しっかりと真正面で受け止めたはずなのに、



テンッテンと転がるボール





左利きはやりにくい…。









「あーっ、もう!


負けちゃったしぃー…」








「いやいや、Aちゃんすごいからね?



あの若利君とこんなに対人が続く人初めて見たからね」







「あ、来てたのね覚、やっほー



工も、さっきは強い口調で言ってごめんよ?」








「はい!大丈夫っす!」









いやー、悔しいな


自分が男だったら勝てたのに





男とは違う、自分の女性独特なやわらかい肌を呪ったぞ



ふっ、毎日走ってるから余分な肉なんてついてないがな!




その分、何故かあまり筋肉もつかないが…









「Aさん、どうぞ」








「あ、賢ちゃんだー、


ありがと、ほんとはこれマネージャーの仕事なのにごめんね?」









「いえいえ、Aさんのためですから」









「本当白布ってお前に甘いよな」








「なになに、英太くん、嫉妬ですかい?」








「ちげぇーよっ!」









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橄欖(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます!とても嬉しいです(*^^*)がんばります! (2016年8月1日 19時) (レス) id: ad5e357c1b (このIDを非表示/違反報告)
- 面白いです!頑張ってください! (2016年7月31日 9時) (レス) id: e3e04d5402 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:橄欖 x他1人 | 作成日時:2016年7月25日 9時

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