♯ 白鳥沢の生徒会長様 【ﾊｲｷｭｰ!!】

♯.20 ページ20

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「ほんっとすいません！



こいつが迷惑をかけて…」







「ふふっ、気にしなくていいよ



失礼な奴が顔面から地面にダイブするところも見れたことだし、



今回は許してやる」









音駒のリベロだった私と背が変わらない夜久、


にずっと土下座をさせられてる黒尾を見たら何だか馬鹿らしくなった





まあ、普通ならこれで金を巻き取ったり出来るんだろうけど





これから一緒に合宿する奴にそんなことはしたくないしな









「じゃあ、私はこれで



また会おうね、音駒の皆さん」









「また…？」









迎えに来てくれた父親の車に乗り込み、


一旦自分の家に帰ることにした









「家違うのにわざわざ迎えに来てくれてありがとうね

お父さん」









「いやいや、



久々に愛しの娘からお父さんなんて言葉を聞いたから十分だよ！」








「あ、はは…そう、」









うちのお父さんは、


なんか変わっている





変わってるっていうか、ただの娘大好き父親なんだけど


このお父さんには軽くお母さんも引いているときがあった









「あ、わかから電話だ



もしもーし？」








『…お前いつまで学校来ないんだ？』







「なになに、寂しくなったの？」









お父さんがこちらを振り返って、



彼氏かっ？彼氏なのか？！

男友達でもお父さん許さないぞ！



と言っているが無視無視。



お父さん、ちゃんと前を向いて運転してくれ









『張り合う奴がいなくて暇なだけだ』









「…もうちょっと可愛い反応してくれたっていいのにさー、


まあ、明日は帰ってきて部活に出るよ


んで、その次の日にまた出る」









『…わかった


明日は朝からだから遅れるな』









「はいはーい、おっけー」









わざわざ電話なんて珍しいことをするもんだ




わかはあまり電話好きじゃないしね









あー、最近は退屈しないで済む



何よりバレーのうまい奴がたくさん居て嬉しかった




まだわかには敵わないかもだけど


それでも、

あの人たちは強くなるから








飛雄だって


今はまだ弱そうだったけど






いつか、また同じ舞台に出れたのなら









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